北海道ツーリング2007 -名古屋~苫小牧~比布-

北海道ツーリング 2007

-1~3日目- 名古屋~苫小牧~比布

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再就職が決定してしまいましたので、無職最後の旅に行ってきました・・・
昨年の北海道ツーリングよりは短く4日だけの日程ですが、今年も北海道を走りました。

2007年9月14日
1日目 名古屋港より出発


まずはモフィさんから借りたツーリングマップルを
乾かす事から始まる。

私より一足先に北海道へ行っていたモフィさんですが、
地図がバッグの中で水没したらしく、とてもシットリしてました。

あと、ブックオフで船で読むライトノベルを数冊購入。
5冊は買い過ぎだったかもしれん・・。





6時半ごろ名古屋港のフェリー埠頭へ到着。
今回乗る船は、比較的新しく、設備も充実した"きそ"。
前回は行きも帰りも、古い"きたかみ"で移動したため、ちょっと新鮮です。



港に着くまでにあった100円ショップなどで、
カップ麺2つ、おにぎり3つ、菓子2箱、パン1つ、1リットルペットボトル3本、灯油ポンプ、今週号のジャンプを購入。
これでこれからの38時間の船旅を乗り切ります。
貧乏旅行という訳でもないのですが、フェリーの中の食事は割高なので、美味しくても何処か損した気分になるのです。



B寝台。
"きそ"の2段ベッドとは少し違う構造。
上のベッドの人も、下の人を気にしながらハシゴを登る必要がない、親切設計。
カーテンではなくシャッターで入り口が仕切られる。
天井も、"きそ"のB寝台と違い、座っても頭がぶつからないくらい高いし。
快適です。
男女混合雑魚寝部屋の2等寝台は、もう嫌なのです。

ブックオフで買ってきた「学校を出よう!!」( 著・谷川 流 )を読みながら就寝。




2007年9月15日
2日目 一日中フェリー内


仙台から乗ってきた、給湯室を探し彷徨うオバチャンにトイレを覗かれました。
その後、 給湯室の場所を教える。

あと、モフィさんに借りた地図がカビ臭くなってきた。
ページをめくる時には注意が必要だ。
マップルを寝台の外に放逐する。

それ以外、この日について記す事は無し。
ブックオフで買ってきた「アリソン」( 著・時雨沢 恵一)を読みながら就寝。



2007年9月16日
3日目 苫小牧上陸



天気予報では、雨のち曇りでしたが、船が着いた10時半頃には雲の切れ間から青空が見れました。

初日の予定は、昨年スルーした富良野を見て回り、留萌あたりまで抜けようと思います。
まぁ、行ける所まで、のんびり行きます。

最初はTシャツに冬用の、薄手で硬い生地のジャンパーを着て走り出しましたが、
寒い。
昼飯を食べた後、荷物からフリースと冬用のグローブを引っ張り出す。
冬用グローブ持ってきて良かった・・袖から風が入らないように、スカートの付いたグローブなので。
これが無かったら、袖から入る風で体を冷やし、かなり辛かっただろうと思われます。
もっと言えば、ウィンドシールドも付けて来れば良かったかな。


曇りがちの天気でしたが、富良野に着いた頃には、殆ど晴れておりました、
モクモクした雲が日に照らされて、コントラストが綺麗。



前方を走っていた、ショベルのFLHと、ローライダーの二人組み。
かなりの大荷物でした。
北海道でショベルを見たのは、これっきり。



前回の北海道ツーリングでは、タンクをノーマルに積み替え、ハンドルも憑かれにくいXRバーに変えて行きましたが、
前回の経験から、まぁそこまでしなくても普通に北海道は走れるという判断をし、
いつもの7.5リットルのマスタングタンクと、絞り角がサディステックなナロープルバックハンドル仕様です。
北海道には宿はいくらでもある為、テントも今回は持って来ませんでした。



千望峠にて十勝岳連峰を望む。
アッチもモックモクだぜ。


自分は何を思ったのかダートに入っていましたが、ちゃんと舗装された駐車場もあります。
そっちの展望台に気付かず、一段高い所に来てました。



所々で花が綺麗に咲いております。
富良野の町がなだらかな丘陵地帯にあるようなので、
波打った地面に咲き並ぶ花は、ただの花畑で見るものとはまた違って見えます。


ここもそんな場所の一つ、ゼルブの丘。
小高い丘の上の景色は、羨望峠よりは低いものの、花が咲き並び、なかなか良し。



丘の反対側は平原が。
日も傾いてきました。

富良野の町を抜けて、旭川に到着。
留萌を今日の目的地に定めていましたが、無理そう。
それに、留萌には宿が少ないイメージがあるし。
そんなわけで、旭川で宿を探す事に。
とりあえず駅前に行ったら、ビジネスホテルのルートインがあった。
ルートインは、日本中の主要駅の真ん前に結構建っています。
どんな悪い事をして、あんな良い場所にホテルを建てまくれるのか不思議でなりませんが、
利用者の我々からすればとても便利な宿です。

しかし、私の脳内では一泊6,500円だった筈なのに、7,000円でした。
まぁ、今から宿を探すのも面倒だし、と思って泊まっていこうと思ったのですが、
「バイク駐車料金が別途500円かかります。」
ふざけんな。
コッチは駐車料金取られるのが嫌だから、いつも車に乗らずにバイク乗り回してるんだよ!!
バイクなのに駐車料金を取るというなど、ライダーに対する侮辱である。
そんな些細な理由で宿泊を辞める。

昨年度版の北海道ツーリングガイドマップを探し、旭川から北に上った比布という場所のとほ宿に泊まる事にしました。

田んぼの間のあぜ道の先の、田んぼのド真ん中にある宿。
電話で行き方を聞かないと、絶対に辿り着けない場所です。
私を含めて客は4人。
うち一人は、常連さんで、北海道の旅の宿やユースホテルについて色々と話を聞く。
北海道3馬鹿ユースや、九州の高千穂ユース、旅人500人説・・・などなど。

この日泊まった宿の風習としてもその日泊まった人たちで寄せ書きをして、写真を撮るというものがありました。
もうヲタ絵描きの血が燃えましたが、なんとか荒ぶる魂を押さえ込みました。


この紙をもって記念写真。
ちなみにこのとほ宿、明日で創業10年だったそうです。
もう一日遅く行けば、パーティーだったみたいですね・・・。

煙草を吸いに外に出ると、満天の星空。
星スゲーと言いながら宿の中に戻ると、みんな外に出てきて星空鑑賞。
標高が高い場所ではありませんが、月が無かった事もあり、町明かりのある旭川とは反対の方角にかなりの数の星が見れました。
空にかかる、白い帯状の霞み・・・天の川も。
終いにはオーナーさんが天体望遠鏡を持ち出し、天体観測にまで発展。
なかなか楽しい夜でした。

1時頃に就寝。
明日は今日の遅れを取り戻すためにガッツリ走る予定です。



本日の移動距離
約300キロ。



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