北海道ツーリング2007 釧路~えりも岬~苫小牧~フェリー

北海道ツーリング 2007

-6~7日目- 釧路~えりも岬~苫小牧~フェリー

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2007年9月19日
6日目  釧路~えりも岬~苫小牧

まずは一杯になったデジカメデータをUSBメモリに移し変えるため、ネットカフェを探し釧路の町を彷徨う。
が、1時間以上探しても発見出来ず。
時間が勿体ない為、撮影した写真の一部を削除して、その空き容量を今日の撮影分とする。
無駄な時間だった。

今日は釧路から海沿いを走り、えりも岬を経由して苫小牧へ向います。

ひたすら何も無い国道を走り、途中で国道が山側に入ってしまった為、海沿いの道道 (県道の事ね) に入る。


そしたらダートだった。
海沿いの少し高い場所を通るダートなので眺めはいいが、5キロほどを低速走行。
いくらスポーツスターでもダートは怖い。


ガソリンが乏しくなり、結局山側の国道へ引き返す。
ダート走った意味ないじゃん。
スタンドの隣のセイコーマートで休んでいると、牛さんのトラックが。
トラックが揺れると一緒にユサユサ揺れて迷惑そうな顔をする牛さん達。
お疲れ様です。



国道336号。
通称黄金道路。
その入りあたりにあるフンベの滝。
横幅20メートルくらいの岩壁から、水が流れています。
迫力があるというよりは綺麗な滝。
知床の道路脇にあるオシンコシンの滝より好きだな。地味だけど。



黄金道路と呼ばれる由来は、
道路に黄金が敷き詰められるほどの工事費をかけて開通させた道路だから、とか。
どんなゴージャスな道路やねんと思ってましたが。


断崖と海の間に道路を作ったという感じ。
とにかく覆道とトンネルが多い。
なんでこんな過酷な地形に道路を敷いた。
工事も大変だろうが、維持管理にも金のかかりそうな道路です。



現在も、海にそってギリギリに通る道路を、もっと山側に寄せて新道を作ってるのを所々で見かけました。
写真の中央ちょっと右の、山の落ち込む先端に旧トンネルの穴が見えるのが分かるでしょうか。
で、その左側のトンネルから手前に通る道路が、新道ね。
旧道や塞がれたトンネルをもっと観察したかったかな。


国道を抜け、襟裳岬へ続く道道へ出ました。
えりも岬に続く道は、どことなくオロロンラインの風景に似ています。

ところで、黄金道路に入る少し前くらいから、バイクと全然すれ違わなくなりました。
今まで頻繁にすれ違い左手を振っていたというのに・・。
不人気スポットなのでしょうかね。
実際何も無いし。
ただ、走りながら見る景色としては、なかなか良かったですよ。

えりも岬到着ー。
海側は晴れていますが、背後の山側は曇ってます。

やっぱり、昨日まで予定していたように
山の十勝峠へ行くより、
海のえりも岬に着ていた方が良かったかも。

またメシを食べていない事に気付き、
展望台にあったお土産屋兼食堂で、えりもラーメンを注文。
白菜やカニ、つぶ貝やワカメが入った、海鮮鍋みたいなラーメン。
写真に収めようとしたら、100均で買ったアルカリ乾電池が早くも力尽きていた。
本当にクソだなダイソーの電池。
以前、ケチってダイソーのマンガン電池をデジカメに使ったら、新品なのにデジカメが起動すらしませんでした。
電池はちゃんとしたものを使った方が気が楽です。すぐ無くなる電池はイライラします。



食い終わった後に電源を入れたら電源入った。
デジカメの容量が少ないというのに、こんな写真を撮って持って帰ってきた俺は何を考えているのか。


さて、
天気も曇ってきたし、見て回る所はありません。
えりも岬から苫小牧まで走ります。
距離的に3時間あれば着くかな、と思っていましたが、えりも岬~苫小牧は比較的市街地が多く、距離を稼げませんでした。
恐らく4時間くらいかかった。

道中、市街地の歩道から、自転車に乗った小学校中~高学年くらいの少年2人組みにピースサインをされました。
早く気付けたので、大きく左腕を上げて返事をしました。
さすが北海道。
女の子だったら急ブレーキで止まって挨拶をしていた所だ。


出港の23時40分までは時間があるので、フェリー乗り場を通過し、苫小牧市街のネットカフェで時間を潰す。
えりも~出港の約6時間あまり、特に写真は無し。




再び苫小牧東港へ舞い戻る。
乗客は少ない割りに、車両甲板は満杯。
トラックのコンテナだらけでした。しかもサカナ臭い。
そのお陰で積み込みが遅れ、出港も遅れた。

昨日、網走のホテルの駐車場で会ったオジサンと喫煙所で再開。
九州から来ているようで、ココから敦賀までフェリーで行き、敦賀から神戸まで自走、神戸から船で九州に渡るそうです。
九州から北海道に行くのは大変ですな・・・。
昔は直行便が出ていたそうですけど。



敦賀への直行便"すずらん"
赤とゴールドの内装が悪趣味。
太平洋フェリーの"きそ"と比べると、やはり見劣りするか。

出港後2時間くらいは結構揺れたものの、後は普通に走ってくれました。
津軽海峡渡っている間は揺れやすいのかな。

荷物を片付け、風呂に入り、2時頃就寝。
敦賀への到着は、明日の20時頃です。


本日の移動距離
約460キロ。



2007年9月20日
7日目  フェリーにて移動


昼頃に起きて、買っておいたカップ麺を食べて、ひたすらラノベを読みながらゴロゴロする。

18時頃。
あと2時間くらいで敦賀に到着です。
敦賀から名古屋まで走って帰らないといけない訳ですが、それまで腹が持つかどうか。
腹は減っていないが一応食べておこうと、今回初めてフェリーの食堂へ。

食堂の入り口で注文をし、清算しようと財布を出すと、
足元に、千円札が落ちていた。

アレッ、これは俺が落とした千円札か?

俺の前でお金を払っていたおじいさんのモノかもしれないが、
確証がない。
とりあえず拾って、そのお金でジンギスカン定食を注文しました。


やはり、あの千円札は俺のものでは無かったような気がする。
そう思った方が得した気分になれるので、そう思っておく。
実際そうだと思う。
ジンギスカン定食が280円で食べれました。

バチかどうか分からないが、
ドリンクサーバーからジンジャーエールを選んだら、妙に薄いオレンジジュースが出てきた。

船の食堂は、やたらとエンジンの振動を拾いやすい場所にあるようで、
椅子からドコドコ突き上げてくる振動に胃が揺さぶられやや不快でした。
寝台はそんなに気にならないのにね。


やや早めに敦賀港へ入港する。
俺、敦賀に来た事無いし、どうやって高速道路に行けばいいのか知らないし、地図もありません。
とりあえず標識に従って走ったら、スグ高速に乗れました。

11時頃、一週間ぶりに帰宅。
無職生活最後の旅、終了です。



たった4日しか走ってないのに、バイクが異常に汚れました。
積んでた箱や、フロントフォーク、タンクの全面に、油が混じったような排気ガスと砂埃がベッタリです。
ガスタンクから流れ出たガソリンや、クランクケースについた、ブリーザーから垂れたオイル
翌日に洗車してピッカピカにしてやりました。
曇りの日や夜走る事が多かったので、湿気や夜露が埃を集めてしまったのかな?

4日間で約1700キロ。
とにかく、今回もノントラブルで走り切ってくれた我がエヴォスポーツに感謝です。


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