北海道ツーリング No.3 ( 五〜六日目 )

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8月23日 (水) 
五日目・知床半島



オーナーさんに見送られながら出発
走り出してるのに、宿で買われている犬が猛ダッシュで付いてきます。 (゚Д゚; ヤメテ!!


さて。
今日は本当なら道北へ向け北上を開始したい所ですが、
天気予報によると、道北は今日は雨。
よって北上は程々にして知床回って昨日行けなかった神の子池回って網走くらいで北上を辞めようと思います。

と、その前にだ。
宿のオーナーさんが、野付岬は今頃ピンクの花が咲いててお勧めだよと教えてくれたので、
知床へ向う前に寄ってみる。


天気は海側は晴れてて、山側は曇ってるってカンジ。
海が綺麗です。


ここで有名なのは、湿地帯の侵食による立ち枯れ。
白い木が立ったまま枯れて、何ともいえない雰囲気を醸し出してます。
で、オーナーさんの言うお花畑はどこら ( ゚ ∀ ゚  三  ゚ ∀ ゚ )

お花畑を見つけられないまま岬の先端へ行き着き、なんか天気も悪くなってきたので、知床を目指す事に。



知床半島の南側の道を走り、羅臼の道の駅へ到着。
というか、南側の道はつまらない道だったな・・・
泊まった宿のオーナーさんが、羅臼の道の駅で売ってる"塩ソフト"がウマスと言っていましたが、
寒くてアイスクリームなんか食べる気分じゃ無いぜ。

ここまで来る間に、フリースを出して重ね着してましたし。
これでも今年は暖かい方だというのだから、ここはとんでもない土地だな。
例年ならもうストーブつけてるそうですよ。
アジカヨ。

コンビニで、北側から知床峠を越えてやってきた学生のチャリダーさんに会いました。
峠の天気を聞くと、ガスってはいるが雨は降ってないよと、教えてくれました。
よしよし、雨さえ降ってなければ何とかなるかな。


知床峠入り口。
本当に大丈夫かな?
とりあえず頂上の展望台へ向けて峠を駆け上る。





イャッホォオオオゥ!!!  何も見えねぇー!!!!!

※ "はーれーだびっと村" 様より引用


おのれ見知らぬチャリダーめ。
峠の中腹からガンガン降ってたじゃねぇか。

コンナテンキダトイウノニ カンコウバスガタクサントマッテタヨ
オメデテェナ

ホーネットに乗ったライダーさんが居たため、峠の北側はどうでしたと訪ねると、私もこれから北側に向うんですよ、と答えて下さいました。
あぁ、そうですかい。


しかし、峠を少し降りた所で雨は上がっておりました。
やれやれ。

標識に、知床五湖へ続く道はコチラ、と案内が出ていたので、せっかくなので寄ってみる事に。


道道93号。
この道はちょっとイイよ。天気が良ければ最高なのでしょうね。


コーナーのド真ん中で、車が何台も路肩に止まっていました。
危ねぇな、この野郎!!
と、見てみると、鹿が路肩で草を食んでいました。
カーワユーイ  ノ ∀ ゚ )

知床五湖で、峠の展望台であったホーネットのライダーさんと、また会う。
その方は知床五湖を全て回って歩くつもりみたい。どのくらい時間かかるのかと尋ねると、1時間コースとの答え。
もともと興味の無かった観光地なので、とりあえず最初の湖まで行って見る事に。


知床一湖。
普通です。
天気が悪いせいか、何に感動すれば良いのか分かりませんでした。
あぁ、先を急ぐか。




知床半島の北側に出ると、海を高い位置から見下ろせるなかなかきもちいい道に出ました。
明らかに南側より北側の道の方が良い道です。
晴れていたらさぞかし良い眺めであったろうに・・・残念。

そう思いながら走ってると、再び雨が降り出す。



半島の北川にある、オシンコシンの滝。
道路に面しており、通り過ぎても一撃で目に止まる滝です。


雨は降り続いていますが何か?
バイカーやチャリダーの皆さん、お疲れ様です。
この時点で、俺の靴は浸水して死んでいたと思われます。

海沿いの道を飛ばし、浸水した靴を振り上げると、風圧で靴に溜まった水が噴水のように噴き出して行きます。
イヤッホォウウウ!!! た〜の〜しーい!!

若干壊れ気味に走っていると、路肩に見覚えのあるバイクが。
昨日、のW650のライダーさんである。
いや、マジおつかれさまです。お互い。


W650の彼も網走へ向っているそうです。
けっこう会うものですね。
前述したサイドカーの二人組みも、行く先で2度ほど見かけました。

さて、俺はというと、もう走る気が欠片もありませんでした。
とにかく、今日はちゃんとしたホテルで一人部屋を取って、洗濯をしなくてはならない。
とりあえず、地図で見ると街っぽい感じがした、美幌を目指して走りました。


15時、美幌の街へ到着。
美幌はあまりデカイ街ではありませんでした。
とりあえず、ビジネスホテルっぽい場所を探しても・・・民宿っぽいところしか無い。

唯一見つけたホテルが

美 幌  グ ラ ン ド ホ テ ル



豪 華 観 光 ホ テ ル


しかも、何 故 か ツ イ ン ル ー ム !!


し か も 2 連 泊 !!!!


アイタタタ・・・・  ノ A `; )

ツインなのは、何処かで女の子を引っ掛けた訳でなく、ただシングルが空いてなかった為。
2泊というのは、予報を見る限り、明日まで雨のようだったから。

とにかく、一秒でも早く、浸水した靴を洗い、服も脱ぎたかったんです。
1泊素泊まり7,300円のホテルで雨をやり過ごす事にしました。


それにしても・・・汚れたなぁ・・
フォークとタンクくらいは洗ってやりたい所ですが。

速攻、風呂場で1時間ほどかけて、溜まってた洗濯物を洗ってしまう。


早く靴を洗いたかったので、洗いました。

そしたら履く物が無くなって外出できなくなってしまいました。
しまった・・・今回はサンダル持って来てなかったんだ・・・ ノ A `; )


仕方なく、しけった靴を履いて、向かいのコンビニで安い食事を探す。
エロ本屋かと思う程、エロ本が充実した個人経営店で戸惑いました。
ついでに、ジャンプを購入し、ボボボー○ ボーボ○○のページを破り取って、靴の中に押し込み湿気を集め、乾燥を早める。
その他の漫画は普通に読みましたが。  
敵を作りそうな発言だ・・・

北海道で初めて撮ったグルメ系写真が、コンビニ弁当ってどうだろう?



8月24日 (木) 六日目・美幌にて待機


そんな訳で今日は待機のつもりでしたが、
目的地の道北は雨でも、ここの天気は曇り。
これは走らな勿体ないという事で、先日、先々日と見逃してしまった神の子池へ向かう事に。

荷物はホテルに置き、身軽になったエヴォスポーツで来た道を引き返す。
天気は、時折晴れ間も見えて良い感じ。
コンビニで朝食を取り、ついでにビタミンの錠剤を買っておく。

神の子池は、道道からダートに入り、2キロばかし走った場所にあります。
硬く砂利も少ない道ですが、けっこう窪みがあり、そこに嵌るとけっこうなショックを受けます。
荷物を降ろして来て正解でしたね。
窪地を越える度に、何度もフロントフォークが、ガキィン、ガキィン、と鳴りました。


・・・・・・・

これ、何の音だ!?


そして少し開けた駐車場に単車を止め、池に向う





うおっ・・・



をををををを!

確かにコレは凄いかも!!

神の子池は、日本一透明度の高い摩周湖の水が、更にろ過されて湧き出してきた泉だそうです。
池の底からはコポコポと気泡が上がり、池は小川を作り流れています。
小川はこんな色はしていないのですね。
ある程度深さがないと、この色にならないみたい。



でも摩周湖と同じく、年々透明度が落ちているそうです。
池にコインを投げるな。


続いて、神の子池のすぐ近くにある、裏摩周展望台へ。


でたっ。
この姿が霧の摩周湖。眺めはよくありませんが、これは・・・・
何ともいえず神秘的です。


摩周湖の湖面は、何でこんなに綺麗で滑らかに見えるんだろう。


さて、目的は果たしたので、美幌のホテルに戻り、荷物を漁ります。
取りに戻ったのはUSBメモリ。
ネットカフェで、ここまで撮り貯めた画像データを移し替える為です。

ホテルの人にネットカフェは無いかと尋ねると、隣の北見の町にしか無いらしい。
仕方なく、30分ほどかけて隣町まで走る事に。

北見の街へ到着。
うわ、美幌より倍は都会って感じの町だ。
ビジネスホテルも沢山あるし・・・・しまった、美幌で宿をとらず、北見まで足を伸ばしておくんだった・・・。

もう二度と来る事の無いネットカフェの会員証を作り、画像の移し替え。
念のためにファイルを分割し、ネット上にも画像をUPしておきました。

ついでにサイトにカキコ


▼ 北の国から  ..猫好きin北見 


  どうも
  猫好きin北見です。

  北海道周り初めて4日が経ちましたが、
  なんか、走るの飽きた。

  日本縦断なんてもっての他って気分になってきたぜ。
  というワケで、今いる漫画喫茶から帰りの フェリーを予約しようと思います。

  来週末には戻ります。


  ..2006/08/24(木) 15:52


おおっと、
この時点で猫好きさんは旅がイヤになってしまったらしい。

いやですね。
走ってる時は楽しいんですよ。凄く。いつまでも旅してたいって思うんですよ。
でも、宿で休んでると急に冷めるんですよねぇ・・・。
自分は3泊くらいの旅が一番楽しめるのかもしれません。

そんなわけで、ネットカフェから8月31日出港の帰りのフェリーを、予約しました。


帰り道にて。
なんともいえない、のどかな風景だったので一枚撮影。


明日からは晴れるようなので、ようやっと道東から道北へ移動開始です。



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