北海道ツーリング No.8 ( 十一〜十三日目 )

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8月29日 (火) 
十一日目・撤収日 苫小牧へ


やっぱ一泊6,500円のベッドは違うね。
疲れが完璧に取れます。

さてと。
これで一応、見たい観光地は全て制覇しました。
そして今日は苫小牧から名古屋へ撤収の日。
函館から苫小牧へ向けて走ります。
天気は道南は雨で、そこ以外は曇り。函館の朝の天気は薄曇、苫小牧も曇りの予報。なんとかなりそう。


今朝も小奇麗な格好をした観光客どもの脇で、砂とオイルと虫まみれのバイクに荷物を括りつける俺。
隣には客待ちのタクシーが並び、場違いもいいところです。
スマン。

とりあえず、9時少し前に出発。
やや交通量の多い国道を、苫小牧まで走ります。


何処か忘れたが、山の上に合った食堂の駐車場より。


こんぶ


ただの移動日にするのも勿体ないので、少し寄り道。
室蘭の手前の、洞爺湖へ立ち寄ります。

洞爺湖方面の案内板に、"ナントカ火口"という案内が。
なに? この辺に火山でもあるの?
洞爺湖向う前に寄ってみる事に。




街が沈んでました。

最初は、何で湖の真ん中に電柱なんて立ててるんだ?
と、見てましたが、良く見ると湖から道路標識が飛び出しており、目を疑いました。

場所は有珠山。
2000年に噴火が起こって山の形が変り、周辺の町はこんなになってしまったそうです。
こんな場所かあったとは知らなかったので、ちょっと収穫です。


火口への遊歩道へ向うと、そこは普通の車道。
道路の片側には縁石と街路樹で、歩道も仕切られている、普通の道路。
ただし、道全体が大きく斜めに傾いていました。
並べられた縁石も押し上げられ、所々地面から外れ転がっていました。

そしてもう少し進むと、車道が階段に化けていました。
この場所で既に、地面に空いた小さな穴から、白い蒸気が噴き出しています。



折れて、埋まってる。


隆起した山の上に出る。
所々で蒸気が上がっている。
熱脈とか踏み抜いたりしないよな? 超怖い。


蒸気で見づらいですが、谷に電柱が落ち込み、
土の断面から水道管のようなパイプが飛び出していました。
これだけ地面が裂けたという事でしょうか?

蒸気の噴出し口に水の溜まった場所があり、グツグツ言ってました。
恐ろしい所です・・・


火口のひとつらしい。
隣の家が潰れたままです。
6年前と、それほど昔というわけでもない災害跡なので、けっこうリアルさを感じました。

別の火口もあるみたいですが、時間に限りもあるので探索はここまでにしました。
駐車場の売店で、北海道ミルクソフトクリームを食べる。
本場北海道のソフトクリームですが、
普段ソフトクリームなんか食べないから、どれ位普通のよりうまいのか良く分からんかった。
すがきやのソフトクリームでも食べてから来れば良かったな。

それにしても、噴火でこれだけ痛手を受けても、その地を観光地にしてしまうのだから、
なんというか頼もしい。
このまま朽ち果ててもらった方が、廃墟マニアの俺としては都合がいいのですけど。 ( 不謹慎 )



一応、洞爺湖も見に行くが、
普通の湖だったのでとっとと立ち去りました。


再び苫小牧へ向けて走る。
室蘭では地球岬を見ていこうと思ったが、途中で案内板が消えたのでさっさと諦めた。

そして4時半、苫小牧港到着。
丁度良い時間です。
昼飯も食べずに時間調整したからな。


フェリーに持ち込む食べ物と飲み物、
そしてジャンプとマガジンを購入し、荷物へ括り着ける。
もう積み方無茶苦茶。



ただでさえ多い荷物に、ジャンプとマガジンが剥き出しで積載された事で、
フェリー待ちのバイクの中で、俺のエヴォスポーツは異彩を放っていました。

乗船手続き後、すぐにバイクの搬入を始められた

苫小牧から名古屋へ向うバイクはこれだけ。
意外と少ない。

バイクの搬入が一番最初だったので、
出港前に速攻で風呂に入っておく。



午後7時
苫小牧港を出港。
あぁ、名残惜しいな・・・。


昼飯食べずに走り続けていたので、
夕食は船内のレストランで1,800円のバイキング。
小食の俺でも、今なら元を取るくらい食える自信がある。
おかわりしまくりましたよ。メロンとムースも食いまくってきました。

これで明日、食事を1日絶っても大丈夫だな。

どうせフェリーの中でマトモに体動かさないんだしね。
デジカメの写真見たり、ジャンプ読んだりしながら、B寝台で就寝。
帰りのベッドは、来る時に使ったベッドの隣のベッドでした。



8月30日 (水) 十二日目・フェリーにてやる事無し


海に沈む夕日なんて、この年で初めて見たかも。
日が暮れる頃には家に向って走ってる頃でしょうからね。

そうそう、寝台での飲食が禁止という事を、今になってから気付きました。
とりあえず、見なかった事にしてクッキーをかじりました。



8月31日 (木) 十三日目・名古屋港へ


午前9時頃。
フェリーは名古屋港へ到着。
名古屋はまだまだ暑いですね・・・・ありえねぇ。



一気に3,000キロ程走り、我がエヴォスポーツは砂とオイルと虫の激突死骸でドロドロ。
特に、ブリーザーからのオイルがエンジンとオイルタンクに付いてひどい。

荷物を片付けてから洗車してやって、バイク屋でエンジンオイルを変えてやりました。

全くトラブルも起きず北海道を走り切ってくれたエヴォスポーツに感謝。
北海道ツーリング、楽しかったです。

次に北海道へ上陸する時は・・・・

一月後のVIBESミーティング・・・・・・・・・かな?


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