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8月26日 (土) 八日目・道北観光 お早う御座居ます。 今日も良い天気。 深夜になったら随分冷え込んで目が覚めたと言うのに、日が出た途端テントは蒸し風呂に。 テントを張りっぱなしにし、必要な荷物だけをサドルバッグに詰めて、後の荷物はテントに置き去りにして出発。 盗難防止に、テントにブービートラップを仕掛けるのも忘れない。 必殺のトラップの正体は秘密。 万一進入された時の対策として、 荷物箱の上に意味を持たない謎めいたメッセージを書き残し、泥棒さんの心理を揺さぶる作戦。 完璧だぜ!! ← 大丈夫かよ 猿払から宗谷岬までは、もう目の前。 海岸沿いを走ってると、だんだんと周りの風景に変化が。 木の生えない、丘のような大地が広がります。 おぉおぉおー 宗谷岬の周りって、けっこう凄い景色広がってるぞ。 "日本最北端に立つ" という事に大した興味も無く、 とりあえず目的地が欲しいという理由だけでやって来た宗谷岬。 思わぬ収穫です。 9時頃でしょうか。 例の石碑の前でとりあえず記念写真。 ヘルメットを三脚にして写真撮ろうと頑張ってたライダーさんに、写真撮ってあげましょうか、と声をかけた後に、 俺の写真も撮って貰いました。 何でもかんでも日本最北端という名前の着いた場所です。 北海道最北端の食堂で朝食を取り、ぶらぶら歩き回る。 今日の泊まり先は決まってるし、移動日でもないので、今日はのんびりだらだら観光地を歩き回れます。 丘の上に展望台があったので登ってみる。 この建物、かなり古い物みたいで、コンクリの床から踏み抜いてしまいそうな感触が伝わってきました。 いいのか、こんな展望台残しておいて・・・ 例の最北端の碑を中心に、周りの景色を見渡す。 うん。何もねぇ。 次々とやってくる観光バスもうざっこいので、そろそろ宗谷岬を後に。 次の目的地は、宗谷岬の内陸部に広がる、宗谷丘陵です。 宗谷岬から稚内方面へ少し走ると、案内標識が出ていました。 すげ。 木の生えていない丘がどこまでも続いていました。 そして無数に立つ風車。 どことなく、九州のやまなみハイウェイに似た場所です。 この道はやばすぎます。 やばすぎるのですが、バイクが全く走っていないのです。 自分はここで一時間以上、走ったり写真撮ったり歩き回ったりしてたのですが、 その間に見かけたバイクがたったの3台です。 穴場だったのかな? 所で、この道路は何の為にある道路なんだろう・・・・ さてさて。 宗谷丘陵を下りて、稚内へ向けて走ります。 途中、浅い海辺に雲がくっきりと映り込んでいるのを発見。 何でこんなに綺麗に空が写るかな? 稚内の市街地に入ると、けっこう都会という事に気が付く。 丁度見つけたネットカフェで小休憩。 で、またまたサイトにカキコ。 ▼ 北の最果てより ..猫好きIN稚内 現在、通りかかった漫画喫茶でマッサージチェアに揉みくちゃにされている猫好きです。 なんか、凄い姿勢のままマッサージチェアが動かなくなってしまいました。 どうしよう。 一通り行きたい所は制覇してしまったので、あとはオロロンラインと函館の夜景を見てから帰還する事にしました。 29日に苫小牧より帰還します。 宗谷丘陵ヤバス ..2006/08/26(土) 12:30 No.1120 31日のフェリーで帰る予定だったのに、 いつの間にか29日のフェリーで帰る事になっています。 理由は見たい場所はもう一通り見て回ってしまったから。 あと2日、何して過そう・・・と、考え込んでしまったのです。 というわけで、カキコをしたその後すぐに、ネットでフェリーの予約変更を完了させました。 唯一、心残りなのは、31日のフェリーが、行きに乗ったフェリーより豪華な、"きそ" であった事。 29日に早めてしまった為、帰りも "きたかみ" で帰る事になってしまいました・・・ 稚内市外を抜け、ノシャップ岬へ。 あぁ、でも今回、ノシャップ岬そのものに用は無いのですよ。 ここに来た目的はココ。 うに丼で、旅人の間で有名な樺太食堂であります。 店内に入ると、お客さんの書いたお店へのメッセージが、壁と天井に隙間無くビッチリ貼られており、 ちょっとサイコでした。 北海道に来て、ようやくグルメスポットへ足を運んだのですが・・・ 問題が、ひとつ。 俺、ウニ好きじゃないんだよね。 という訳で、一番安価な「いか・いくら丼」( \980 ) を注文。 いくらは大好き。 ・・・普通のイクラの歯応えじゃなかった。 前日に道の駅で食べた、ミニイクラ丼の比ではありません。 これ何のタマゴですか? おいしかった。また食べに来たい。 ウニには申し訳ないが。 お店のステッカーを買い、キャリアに積む荷物箱に貼る。 これで箱に貼ったステッカー群に、北海道のステッカーが追加できたぞ。 もう一箇所、稚内で寄りたい場所が。 稚内の防波堤ドーム。 フェリー乗り場の隣にあります。 迷いながら探した割には思ったより雰囲気無かった上、本日は何かのイベントの会場として使われていたようで、人が沢山居ました。 落ち着かないし、面白くも無いので早々に立ち去りました。 次は日本海側に抜け、北海道で一番やばいオロロンラインという道へ向いました。 道道106号の事です。 ・・・何も無い。 本当に、人の手が入らぬままの土地という感じ。 何千年もの間、人の手が入っていない姿なのだなと考えると、ちょっと壮大。 何も無いからコメントしようが無いのがレポを書く上で痛い所。 行く先が少し坂道になってて、そこが地平線になって見える、というのは何処にでもありますが、 このように真っ平らで道の先が見えないというのは、初めて見ました。 写真で見ても、この遮蔽物の無いからっぽの空間を感じることは出来ません。 走りに言って、二つの目ん玉で見ないと、この景色は伝わりません。 って、どの景色も同じ事か。でも、ココは特にそうだ。 海の向こうの利尻富士が、いつまでも見えていました。 でかい山だな。 道道106号を外れ、サロベツ原野にも入ってみる。 コレも何も無い平原が広がってるだけで、ちょっとつまらない。 写真も撮らずスルーしてしまいました。 季節によっては一面花だらけみたいですがね。 サロベツ原野を横切り、道道84号を東に走る。 ひどい道路だった。 アスファルトの隆起、陥没が多すぎ、ショートサスペンションのバイクにとっては超不愉快。 この道作った奴、今すぐコンクリ敷き直せ。 などと思い走っていると、舗装工事が始まってました。 ・・・ほんとに敷きなおしてるし・・・ しかし奴等、車線全てのコンクリートを剥がし、道の全てを砂利道に変えてやがった。 馬鹿野郎!!何考えてんだ!! 腹立ち紛れに後輪で無駄に砂利を撒き散らしながら通過。 かなり長い区間、砂利道が続いた。もう少し考えて工事して貰いたい。 こんな道、車輪の小さなスクーターとかじゃ走れないぞ。 とにかく、国道でも道道でも、この時期は工事が多い。 理由は、冬には工事できないからだって。 そりゃそうか。 猿払で張りっ放しのテントへ帰還。 とりあえず、これで道北で見たい所は回ってこれました。 道の駅の食堂でホタテカレーを食べ、 温泉入ってテントで休む。 まだ少し早かったので、道の駅の反対側にある海辺まで歩いてみたら、 ちょっと街灯から離れただけで、ただでさえ凄い星空が、より一層綺麗に見えたよ。 今度、天体観測キャンプツーリングでも企画しようかな。 微妙に暗い企画だ・・・ BACK / NEXT →HOME |