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8月22日 (火) 四日目・阿寒国立公園 7時起床。 朝起きると、部屋には誰も居なかった。
薄曇だった天気も次第に晴れ始め、道も北海道らしい、だだっ広い農村風景。 やーっと北海道に来たという実感を持てました!! W650に乗る彼はオンネトーへ向うとの事。 途中で分かれ、俺は阿寒湖へ向う。 阿寒湖。 割と普通です。 阿寒湖といえば、まりもですね。 水の中で浮いたり沈んだりする、小さなかわいい藻(?)です。 水槽に張られた、まりもの絵がかわいい。 下の写真は、その水槽の横にあるものです。 ひどい!! ぶち壊しだ!! dorirumenさんの北海道ツーレポで存在は知っていたが、これは無いだろう。 もっこりした所を触ると、ふにふにします。 引っこ抜いてやろうかと思った。 次は摩周湖へ。 道を間違え、釧路方面へ走ってしまい80キロばかり無駄足を踏む。 その間違えた道の先で、大きくないものの、ひまわり畑を発見。 ほんと、みんな同じ方向向いてるんですね。 正しい道へ戻り、摩周湖へ向う。 摩周湖第一展望台。 日本で一番透明度の高い湖だそうです。 年々、湖の透明度が落ちているらしく、最近では世界遺産にしようだとか、展望台までの道でマイカー規制をしようだとか言う話も。 とりあえず知った事ではないです。 "霧の摩周湖"などと呼ばれていますが、今日は良く晴れ、湖全体を見渡す事が出来ました。 展望台から街の方の景色もなかなか良かった。 まっ平らですよ・・。 さて、神秘の摩周湖を後にし、次は屈斜路湖を見渡せる美幌峠へ向います。 ガイドブックの写真を見る限り、ここの眺めが一番の楽しみであります。 峠に入ると、横手の林の先一面が、うすら青くなってます。 空か? 湖か? それすら分からない状態で峠を上り続けると、突然視界が開けました。 どぉおおおお!!! なんだこの眺めは!! 余りににも広く開けた景色、湖と緑の鮮やかさ!! 良かった・・・ホント晴れて良かった・・・。 峠道も緩やかで、普通の峠を走る時よりギア1つ上でも駆け上がりれます。 というか、今回私が走った北海道の峠と名のつく道は、どれも超ぬるい峠でした。
展望台からの眺め その他 ほんと、美幌峠に晴れている時に来る事が出来て良かったです。 楽しみにしていたのでね。 はいはい、 次は摩周湖の裏手、神の子池だ。 忙しそうに見えますが、割とのんびり走っています。 国道を走り、神の子池に抜ける道道 (県道の事ね) を探すも・・・ 俺の持ってるガイドマップは、国道を走る分には十分だが、県道まではフォローしていない。 というか、この地図ザックリ過ぎる。 さて、どうしたもんかと路肩で止まっていると、目の前を通り過ぎたバイクが俺の少し先で止まりました。 ライダーハウスで一緒に出発した、W650のライダーさんです。 何て良いタイミングに現れるんだ。 ちょ、ツーリングマップル貸して。 見せてもらった地図を確認すると、またまたW650の方と行く方向が同じ事が判明。 また一緒に走る事に。 神の子池への分かれ道で、再び別れる。 北海道回ってる以上、またどこかで会いそうだな。 ここでガソリンの量に不安が。この先は地図でみる限り、この先スタンドがありそうにない。 少々街にもどってスタンドを探そうとしたら・・・・街が、無い。 どこまでも広がる畑と牧場、無駄に増える走行距離。 流石に焦って、近くの牧場でスタンドの場所を聞くと、中標津という5、6キロ離れた街まで行かないと無いとのこと。 最寄のスタンドまで5、6キロとは、恐ろしい話だ。 何とか給油を済ませるが、スタンド探しで無駄に時間を浪費してしまったため、神の子池は後日とする。 代わりに、神の子池より近い、開陽台へ向います。 360度、見渡す限りの地平線という丘です。 薄曇りで遠くまでは見渡せませんでしたが、ここもスゲーな。 なんか神々しいですよ。 バイクも沢山止まっていました。ナンバーも様々。 そうそう、ここで、H-Dのサイドカーと、BMWのサイドカーの2人組みをみました。 サイドカー2台で2人でツーリングとは・・・そんな猛者は日本中探しても3組くらいしか居ないに違いない。 3組も居ないか。 展望台のすぐ下にキャンプサイトがあり、数台のバイクが止まり、テントが張られていました。 けっこう高い場所にあるキャンプ場なので、さぞかし星空が綺麗でしょうね。 でも、この日は少々風が強く、キャンプをしようという気にはなれませんでしたね・・・。 そいや、俺もそろそろ宿を探さなくては。 天気が微妙なので、今日も屋根のある宿を探そう。 開陽台の目の前を走る、北19号。 アップダウンの続く道が一直線に伸びている、北海道でも有名な道です。 最初、気付かずこの道を走り過ぎ、振り返ってみたら写真で見た景色と同じという事に気付いたので、 あ、ココだったのか。 という、薄いリアクションしか返せませんでした。 なんか、大地が燃えています。 ラピュタが神の雷を落としたんだ!! 今日は開陽台の近くにある、旅人の宿に宿泊する事に。 その宿が超山奥にあり、オーナーさんに電話で道を聞き、ようやく到着する事が出来ました。 宿のお客はCBR900に乗る大阪のライダーさんと、神奈川から来た家族連れのみ。 やはり場所が分からず迷ったみたい。 俺が到着後、宿にサイドカー2台で泊まりたいというライダーから電話がありました。 開陽台で見た奴等か。 しかし、彼らは何度か宿に電話で道を尋ねてきて、結局到着出来ずに宿泊を諦めてしまったよう。 オーナーさん曰く、辿り着けずに宿泊を諦めるお客もよく居るとか。 駄目だろう、そんな宿では。 その後、近くの温泉までオーナーさんの車で送ってもらっている時、 街中のライダーハウスに、俺の見たHDとBMのサイドカーが止まっていました。 オーナーさん 「 クソー、客取られたー!! 」 お前ももっと街中に宿を建てろ。 というか、このオーナーさん、 ウチの会社のバイク乗りの上司と、容姿から喋り方、ノリまで超似てるんですけど。 複雑でした。 すこし休み、宿帳を書いてくれとノートを渡される。 名前に住所に電話番号に年齢に・・・ 所持金に彼女いない暦に年収にファーストキスの年に・・・なんだこの宿帳は? かなりの質問項目に、10分くらいかけて答える。面白いなこの宿帳。 宿の外、真っ暗な農道で煙草吸ってると、宿の窓に巨大なクワガタ虫が張り付いていました。 オーナーさんと捕獲し、翌朝、家族連れのお客の男の子にくれてやりました。 俺はショッピングセンター以外で生クワガタを見たのは初めてだったよ。 オーナーさんから日本酒を頂きながら、この日も穴場観光地の情報などを仕入れ、就寝。 山奥なので虫が多かった。 因みに今日の夕飯もジンギスカンでした。 BACK / NEXT →HOME |