紀伊半島ツーリング 後編

紀伊半島ツーリング 後編




2008年5月4日
紀伊半島ツーリング2日目スタートです。
6時起床の7時半出発。
朝食はバーナーで湯を沸かしカップ麺。




昨日は山間の道ばかり走っていましたが、
今日は紀伊半島の南端の海岸線をトレースするように走ります。
次の目的地、本州最南端の潮岬まで結構距離があるので、
走りながら写真を撮ったりしてネタの確保に勤しむ。


が、全体的に失敗ばかり。



橋坑岩へ到着。
というか、潮岬通り過ぎた。

海岸には小さなカニがウジャウジャいました。
岩の間の水溜りには、小さな魚や透明エビ、足の生えた貝など、謎の生物がたくさん。
たいして見るものも無かったので、来た道を引き返し、潮岬へ向う。



潮岬の手前の紀伊大島へ立ち寄る。
ケンタロッサ斥候隊長のお勧めらしいので。
写真は島へ渡るくしもと大橋より。



島の先端の樫野崎灯台へ到着。
駐輪場にスポーツスターの集団が。
バイクやメットに、スポーツスター缶コーヒーMTGのステッカーや、STAFFの文字が。
イベントの関係者でしょうか?
俺の荷物の箱に貼られたスポーツスターMTGのステッカーには気付いてくれたかな?



駐輪場から結構歩いた先に、灯台が。
個人的に、は灯台の隣に建つ、窓やドアが塞がれた古びた廃屋が気になる。



灯台は無料で登れます。
眺めはなかなか良かった。



大島を後にし、再び潮岬を目指す。
潮岬からの眺めは、まぁ普通だった。
大島の樫野崎灯台の方が、眺め良かったし、そこに至るまでの道も良かったかな。
写真の潮岬観光タワーには上っていません。
有料だったのでね。


再び走り出し、
次の目的地、那智の滝へ。


特に盛り上がる事も無く、
普通に那智の滝近くのドライブインまで到着。
因みに潮岬と那智近辺は市街地となっており、車の流れは良くなかった。

時刻は丁度12時で、昼食としてまぐろ丼を食す。
今回のツーリングで、初めてグルメを堪能しました。
ファミレスとか道の駅とかカップ麺の食事ばかりだったからね。
好物が甘酒としその葉という人間なので食が細くて困る。



駐輪場に、
オープンプライマリーでポリスシフト、キックオンリーのファットボーイを発見。
理想だなー・・・なんて見てましたが、
・・・・このバイク、2月にモフィさんが企画した知多半島ツーリングに来てたよな・・・。
乗り手の人を暫く待ちましたが、来なかったので先を急ぐ事に。
何となくキックでエンジンを始動させ、那智の滝へ向う。
キック始動は快感だ。

那智の滝。

滝としての高低差は日本一とか。
滝壺の近くまで行けるらしいですが、
この写真の場所より先は有料。
商売臭かったのでここで引き返す事に。


正直、
滝よりも滝に続く道の方が綺麗だった。
写真は日が陰ってしまっているので微妙ですが、
日が差した時の木漏れ日が綺麗だった。





バズーカ砲のようなおみくじ。
どうもココは商売の匂いが気になる・・・。


那智の滝より更に上に、
展望台があるという案内を見つける。
せっかくなので、もう少し山を登ってみる。


展望台では予想以上の眺めが!
景色に見とれて、そのまま柵に突っ込む所でした。
ここはいいね。
何がいいって、バイクと景色を一緒に写真に収められる場所というのが良い。


次の目的地、
山の裾にある、熊野古道・大門坂へ向うため、山を下る。

走っていると、バイクの制動に違和感を覚える。
下り坂なのに、思った通りに加速しない。
この感触は以前にも経験した事がある。

路肩に止まり、リアブレーキを見ると、
キャリパーから煙が上がっている。
リアブレーキがローターに噛み付きました。



そんなにリアブレーキ酷使しているつもりは無いのになー・・・
フロントブレーキはそれほど熱を持っていませんし。

ブレーキラインのオイルが冷めるまで足止めを喰らう。
ローターが触れるくらいまで冷めてから、路肩を流れる水路の水を使い、
熱くなったブレーキラインとキャリパーへ水をかけ、冷却を促す。
30分ほどしてブレーキを踏んだら、
"ベリッ"という音と共にブレーキの噛み付きが直りました。

以降、名古屋までの230キロの間、
リアブレーキは怖くて、一度も使わずに走る事に。

帰宅してからリアブレーキを使い走ってみましたが、
特に問題は無さそう。
社外のパッドが付いてるらしいから、ソイツが悪いのかな?
エヴォスポーツに乗っている時はいつも純正のパッドを使っていたから、焼きつきが起こらなかった?
それとも、単純にエヴォスポーツより100キロ以上重い車重が原因?
原因不明で気持ち悪い。




話を戻し、
今回のツーリング最後の目的地、
熊野古道・大門坂へ。

熊野古道は幾つもルートがあり、大門坂は良く旅行パンフでも使われている場所。
写真は大門坂の入り口に立つ、樹齢800年と言われる夫婦杉。
こんな太い杉の木初めて見た。



少しだけ熊野古道を歩く。
因みにここ、入り口が民家のすぐ近くにあります。
さぞかし観光客がうざい事でしょう。


とりあえず、これで全ての目的地を回りました。
この後は松坂方面に向かい走り、高速に乗って名古屋まで帰ります。

が。
那智勝浦から国道42号の混み具合といったら・・・
市街地が多いという事もありますが。
昨日からずーっと渋滞無しの快走路だったので、もう辛かった。
暫く走り、地図で現在地を確認した時の、
"エッ! まだこんな所!?"
という絶望感がたまらんかった。



その渋滞路の中で、
偶然、あの有名な・・・何だっけ。
トラの奴。
ソレが見れました。
こんな所にあったんですね。

ひたすら走り続け、日が沈む頃に紀勢自動車道の大宮大台ICより高速へ。
芸濃~鈴鹿まで渋滞35キロとか出てましたが、
何だかんだで4、50キロで流れていたので、
すり抜けしたりしなかったりマイペースに走る。

すると、40キロくらいでダラダラ走る私の脇を、那智のドライブインで見つけたファットボーイが追い抜いていきました。
ひょっとして、と思い、次のSAによってみると、そのファットボーイの人も止まっていたので、話しかけてみる。

が、知多半島ツーリングの時の私の事は覚えていなかったみたい。
残念。
ついでにいうと、モフィさんの知り合いというワケでもなかった。
微妙だ。



この亀山SAの写真が今回のツーリングの最後に撮ったモノ。
東名阪を名古屋西まで走り、いつもはそこから下道を使い帰るが、
今日は疲れ果てていたので、そのまま高速に乗って自宅近くのICまで走ってしまう。

21時帰宅。
リアブレーキの件もあり、随分と疲れました。
一人でこれだけガッツリ走ったのは昨年の北海道以来ですね。
やはり、バイクは一人で走るのが一番楽しい。
みんなで走るのもいいけどね。

帰宅後、
週末のジプシー・スピリットがあるため、
キャンプ道具を片付ける気になれず、
自室はスポーツスターのパーツとキャンプ道具が散乱し大変な事に。

さてさて、今年もキャンプツーリング行きまくりますかー!


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