今年のゴールデンウイークは、
今までなかなか日帰りでは行けなかった紀伊半島を巡る事にしました。
泊まりのツーリングなのでツーリングレポートは前後編と分かれます。
5月3日。
ゴールデンウイーク初日。
渋滞を避けるため、4時起床の5時出発。
ヘリティジへ荷物を積んで走るのは初めてです。
とりあえずイメージどおりに荷物を積めました。
東名阪、名阪国道と走り、7時には針テラスへ到着。
鈴鹿と四日市の間で少し渋滞があった以外は、ほぼノンストップ。
ロッテリアで朝食にしようとおもったが、朝マック的なサッパリしたメニューが無かったので、針テラス食堂で日本人っぽい朝食とする。
たまご焼きのダシ汁がやばかった。
クラッチを留めるピンがハンドルの振動で飛び出していました。
ピンを留めるクリップがいつのまにか吹っ飛んでいたようです。
完全に抜け落ちる前に気付いて良かった。
とりあえず押し込んで、OKとする。
針テラスで名阪国道を下り、国道168号を目指し南下する。
目的の国道に出るまで少々道が入り組んでいたが、
国道同士の合流の度、何度も変わる国道の番号に惑わされつつも迷わず168号へ出る。
写真は168に入ってスグの、紀ノ川・・・か吉野川。五条のあたり。
168号沿いの道の駅、星のふる里だったかな?
休憩がてら散歩。
春ですね。
暫くはずーっと十津川に沿い、国道を南下。 下道に出てから、ずーっと渋滞はナシ。 観光客が居ないのか、人そのものが少ないのか・・・・ これが過疎化というものか・・・。 そいえば滋賀県の人口の半分は魚らしいですね。 |
大きな山と、青水の流れる川を眺めながら、
そこそこ快適に楽しめる山道を走る。
ローダウンされたソフテイルでストレス無く走れるくらいの緩やかな山道です。
11時頃。
最初の目的地、谷瀬の吊橋が目前となる。
谷瀬の吊橋とは、ワイヤー引きの吊橋としては、日本で一番長い吊橋との事です。
一度、渡ってみたいと前々から思っていたのです。
案内板に従い走っていると、
目前の山と山の間に、吊橋が見えてくる。
えっ、 ちょ、
マジカ。
長過ぎる。
そして細過ぎる。
ネットでどんなものか写真は見ていましたが、
こんだけ引いて吊橋を見ると、予想以上の長さに驚く。
観光客は、まぁまぁ多かったが、大混雑という程でも無かった。
橋には同時に何人も渡らないように、警備の人が入場制限をかけていました。
そして橋は一方通行。
通常は両側から渡れるようだが、連休などは規制がかかるみたい。
帰りは片運賃160円のバスで戻ってくるという事。
全長約300m 高さは約60mとなっております。 下の川原はキャンプ場。 名古屋からなら朝ゆっくり出発して、 下道で夕方に到着できるくらいの距離かな。 今度皆さんどうですか? 下からも橋を眺めてみたかった。 パンツとか 何でもない。 |
2、3分の順番待ちをして、いざ出発。 |
怖ぇ!!
何が怖いって、凄く左右に揺れる!!
足元も金網が張ってあるように見えますが、床板の下には何故か金網がありませんでした。
上下の揺れば少なかったものの、吊橋の中央部では中腰で歩かないとまっすぐ歩けないほど揺れていました。
渡り出した時は、激烈に引き返したい気分に教われましたよ。
橋の途中で立ち止まり、写真を撮っていた観光客が、
後ろのオバチャンに "怖いから早く進め" とマジギレされていたのが微笑ましかった。
気持ちは分かる。
何となく動画でも撮っておく。
が、カメラワークなどに気を遣う余裕など全くありませんでした。
後に聞いた話だが、
地元の人は、ココをチャリやカブで走るのだそうです。
信じられん。
クソ長い橋を渡り終え、 バスで駐輪場まで戻ってくる。 なんでこんな所に寄ったんだろうね。 俺みたいに高い所が苦手な人にはお勧めしない。 |
◆
再び168号を南下。
何か、南に下るほど十津川の色が濃くなってゆく気がします。
もう少し青ければコロラド川だ。
写真の左上にある2つのゴマ粒は小船でした。
地元の人が漁をしてる感じでした。
道中にダムを発見。 車でダムの上を走れたので、ダムの上から下流を撮影。 ついでに、 誰も居なかったので三脚を使いで一人撮影会。 |
今回、自分の写った写真がコレだけだったので
調子に乗ってみた。
後悔はしているが、過ちは正面から受け止めるタイプ。 (?)
でも、ナルシーとかそんな事言ってられる年でも無くなってきたね。
走っていたら、 いつの間にか左のグリップが振動でズレ始めていた。 グリップのゴムが緩くなっている事は把握していたが・・・・ ボンドも太陽の熱でユルくなってました。 手に余計な力が入っている証拠でもありますね。 力いっぱい押し戻して、OKとする。 |
徐々に山道が細くなり、走りづらくなってきました。
スーパースポーツにガンガン抜かれる。
針から谷瀬の吊橋までの道は緩やかな山道で快適でしたが、
やや峠道が煩わしくなってくる。
こう、ジュワッと山を蒸発させて、
まっすぐの道を作って欲しいと感じる時もあります。
暫く行くと、
山を這うような峠道の隣に、高架の新道が出来ていました。
ようやくまっすぐ走れます。
因みに今日の最終目的地は白浜温泉。
そこに向けてひたすら内陸の山道を走り続けます。
いい加減山の景色に飽き、 蒸 発 という言葉が頭を過ぎった頃・・・
うーみー!
イャッホー!!
カップルばっかだぜ全員死ね!!
視界に映るカップルへ、片っ端から 目から殺人光線を放った後、(無害)
今日の宿を探し、観光客で混雑する白浜温泉を彷徨う。
一応テントを持ってきてはいたが、
テント張るの面倒くさい。
仕舞うのもっと面倒臭い。
しかし、GWの初日に予約無しで泊まれるような宿は無く、
結局海岸沿いに面した山の上にあるキャンプ場へ流れ着く。
キャンプ場から徒歩45秒でコンビニと温泉があるという、環境的には超便利な場所。
しかし、このキャンプ場も一杯になってしまったと言われる。
が、見晴しの良くないA区画(電源・水道付き) が空いているので、
そのスペースをフリースペース料金で使っても良いと言われました。
この場所から一段土手を登ったところがメインのキャンプ場で
正直家族連ればかりでやかましい。
それに比べ、あてがわれた小高い土手は、俺以外誰も居ない。
水道も目の前だ。
バイクも少し階段を登らないといけないが、テントのすぐ横に停められた。 (赤矢印のトコ)
結構ツイてたんじゃないの?
この時、まだ時刻は16時とかだった。
まだ早いので、荷物を降ろし身軽になったヘリティジで温泉街を回る。
白浜温泉のシンボルらしい。 円月島。 ちょうど島の向こう側に日が沈むため、 日没の時間には沢山の路上駐車が。 |
逆光がいい感じ。
根気良く日没を待ってみた。
カメラで太陽や月を撮ると、肉眼で見るより小さく写るので気に入らない。
テントに戻り、向かいのレストランで夕食を取り、キャンプ場内の露天風呂へ。
湯に浸かって温まり、熱くなったら風に当たり・・・を何度も繰り返す。
最近温泉が好きになってきた。
何と無く、阿蘇チョッパーの会場近くの露天風呂を思い出す。
あそこの眺めは最高だったなー・・・。
ひとりキャンプは基本的にやる事が無いので早々に就寝。
■後編へ
Chain Masquerade Ver2.0
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