京都で自分を見つめなおすツーリング



えと、
ツーリングレポートというより、私の巨大日記といった感じのれぽーとです。
あしからず。

京都市内と、丹後半島を1泊で回ってきました。
色々といい感じのスポットがあったので、レポにします。

随分まえから、京都に行ってみたいと思っていたのですが、
私が計画するたびに雨が降ったり、休日出勤になったりして、
なかなか決行できませんでした。
で、今回、多少強引に代休を取って、9月の26、27で行って来ました。

出発の前日は、会社から帰ったのが00時15分。
しかも、休めると確信したのがその日だったから、ロクに準備をしていない。
まあ、1泊ツーリングに大した準備は要りませんが。
前もって用意したものは、ツーリングネットと、
100均で買った京都の地図と、コンパス。
素晴らしくリーズナブル。
そして野宿。
完璧。

シングルシートを外して1200Sのバットランダーシートに換装。
もちろん、荷物載せるためにね。
それにしてもアルミフェンダーと似合わないな。
フェンダーのほうが、タンデムシートより幅が狭いのよ。
でも、荷物を括り付ければ見た目的には問題なし。
テールランプが隠れないように、かつ、ケツに荷物が当たらないように荷物積載。
フロントフェンダーは、5秒ほど悩んだ後、外した。
カッコ悪いんだもん。

ルートは、22号で名古屋を北上。21号に入って、琵琶湖まで。
琵琶湖を南下して、比叡山越えで京都市北部に出る。
で、ここで問題。
どこに行くが決めてない。
観光スポットとか調べる暇なかったっつーの。
とりあえず、100円の地図の裏に、少し観光地名とか書いてあったので、そいつを参考に。

とりあえずオーソドックスに金閣寺とかに行ってみる。

入場料400円でxxxx
以下、盛り上がらないので省略。
あえて言えば、久しぶりにアベック狩りをしたくなった。
久しぶりて・・・

京都市内は込んでる。
はっきりいって、単車で走ってても面白くないかもな。
私的には、こう、石畳の道の、
京都ォって雰囲気の家の茶屋で、
赤い傘の下でお茶でもすすりたかったのですが、
京都市内はそんな雰囲気の町並みはありませんでした。
ってか、見つけられなかっただけなんだけどね。
早々に市内がイヤになって、丹後半島への道へ。

その前に、通り道である渡月橋に寄り道。

浅く、広い川に、和風の橋が架かってる。
紅葉の季節は回りは真っ赤に染まるらしいです。
あと、人力車が走ってた。
昔、みなさんのおかげですでやってたコントの、
人力車がガーンって後ろに倒れるヤツ思い出した。
以前からやられてみたかったのだ。
ささやかな夢の実現をお願いしようとも思わず早々に出発。

丹後半島へは国道9号を使って北上。
まずは天橋立へ。
けっこうな距離があるので、恐らく途中で寝床を探す事になるだろう。
渡月橋を出た時点で、山に日が隠れてしまったくらいの時間。
時計は見ていない。見ないようにしてる。
肌寒くなり、ウインドブレイカーを引っ張り出して着込む。
何の面白みの無い国道をひたすら北上。
途中に大きな公園があるので、そこに野宿しようかと思っていたが、
知らないうちに通り過ぎたらしい。
で、どうするかな〜って考えていた時に、
「天橋立 75`」
の標識。

周りは既に真っ暗で、街灯もロクになく、市街地にもなかなか入らない。
寝床を探す前に飯も食べなくてはいけない。
いつも一人で走ると飯食うの忘れるなぁ・・・・
考えながらとりあえず走ってると、どんどん天橋立が近くなってくる。

結局、初日に天橋立まで来ちゃいました。
京都市から日本海までノンストップでした。飯も食わずに方も激イタイ。
もう、10時を回った位かな、と思い、ケータイの時計を見ると
8時30分。
早ッ。

サ店で夕食を取り、9時30分まで時間を潰し、寝床探しへ。
走っている時は、流石に少し寒く、宿に泊まろうかとも思ったが、
バイク止めてみると風もなく、全然寒くない。野宿決定。
暫くさがしていると、超理想の寝床が。

天の橋立に神社があり、そこの横の道に、
ベンチが2つ、しかも、日よけの為か、4本足のテントが張ってあった。
まさに神が用意してくれていたかのような環境。
しかもベンチは、体が落ちにくいように、アールがかかっている。
僅かに明かりもあり、人通りも少なく、静か。
ただ問題なのは、思いっきり観光地なので、
寝過ごしたら大量の観光客に目撃されることになる。
そうならないためにも早めに出発しよう。
 
↑今宵の宿↑
荷物を枕に、足はバイクのシートに乗っけて就寝。
10時過ぎたら急に空気が冷たくなってきてツラかった。
場所が船着場でもあったので、夜釣りをしてるおっさんが通りかかったり、
突然何かか水に飛び込む音が2度ほど聞こえてきたり、(スウェットスーツの工作員と思われる)
夜中の3時に二人組みのバイク乗りが通りかかったり、
テントの上に猫が落ちてきたり、(何故)
足の中指がつったりしながら浅ーく眠った。


7時前に起床。
後ろに見えるのは、天橋立の松林。朝になるまで気づかんかった。
昨晩頭上に落ちてきた猫と仲良くなったので、小1時間ほど戯れて出発

カーワーイーイー
にゃんこ、元気でね
食べ物なにもなくてスマソ。

出発地は、天の橋立だったが、山の上から見下ろせるポイントは、
対岸の山だった。
とりあえず、対岸へ向けて8時前に出発。
で、山に登る小さなケーブルカー乗り場に、
観光客のおばちゃんたちの白い視線を感じながら轟音轟かせ到着。
おばちゃんたちに紛れ込み、ガイドのおねーさんの話を聞きながら山頂へ

日本三景のヒトツ 「天橋立」
この景色をマタの下から逆さに見ると、陸を繋ぐ松林が天へ続く橋にみえるとかどうとか。
観光客のおばちゃんたちがマタの下から景色を眺めている景色を半笑いで眺めつつも、
おばちゃんたちが帰ってから自分も景色を逆さに見てみる。
ただ単純に逆さに見えるだけじゃなく、目の錯覚の作用でそう見えるらしい。
見えん事も無い。
気になる方は上の画像保存して、ペイントで画像をひっくり返してみてください。
(゚Д゚)ハァ?って気分になることウケアイ。

ケーブルカーで山を降りて、今度は丹後半島の最北端、経ヶ崎へ。
どんどん田舎へ入っていくところで、朝飯を食べていない事に気づく。
また食べる事忘れてた。
いくら走っても飯屋がなく、あっても開店前。まだ10時前だよ。
結局また飯を食わないまま目的地へ到着。
休憩所の食堂が開店する10時まで何をするでもなくぼんやりと時間を潰す。あ〜肩イテ・・・。
灯台へ行く道の先には駐車場が。ここから展望台へは歩きらしい。
駐車場から展望台までへの道の入り口、分かりにくいから見逃さないよーに。
山頂まで400メートルを歩く。ってか、上った。

死にそうになりながらも山頂の展望台へ着くも、眺めよくないんですけど。
今度は中腹にある灯台まで。
山頂から展望台への道は、あまり人が通らないのか、草がかなり生えてて、虫が多かった。ってか、怖かった。
それに、あまり普通、山には無いものが幾つか・・・

・・・・・・砲門にみえるんですけど。
これ以外にも、巨大な棺桶のような、窯のようなドーム状の朽ちた建造物
錆びた大量の有刺鉄線、
何に使われたのか、周りを見る限りでは分からない風化したコンクリートブロックの山
etcetcxxxxx . . .
海の向こうは北朝鮮のような気がする。
灯台での眺めは山頂に比べて良かったが、
いつの間にかえらく寒々とした景色に変わっていた。
兵隊の幽霊とかが見え始める前に早々に撤退するであります。

自分にも若干の霊感があることは、
かつての沖縄旅行で体験したので、もうご免です。
山頂の景色は大した事無いので、わざわざ400メートルも
山道歩く必要は無いと思います。
灯台までなら200メートルらしいですし。

しんどかったー・・・

口直しにここまで来るまでの、寒々としていない日本海の景色を
   



晴れていれば、寒々としたイメージの日本海もキレーです。
てか、もう太平洋だろうが日本海だろうが琵琶湖だろうが、どれも一緒に見える。

さてと、今度は経ヶ崎へ付くまでに寄るつもりだった、伊根の船屋へ。

このあたりの家は、みんな家の中に船が入ってくるらしい。
家が海に建っているように見えて有名らしいが、特に感動も無く撤退。
経ヶ崎への通り道でもあるので、ちょっと寄ってみるのもよろしいかと。

これで京都で見るつもりのものは全て。
これから日本海沿いを走り、名古屋へ。
途中、敦賀の海上自衛隊の基地で、軍艦が見れるとのハナシを聞いたので、そこにも寄り道。
フェンス越しにグレーの船体が見えるのだが、なかなか写真に収めるのに良いポイントが無い。
歩道橋の上から覗き込んだり、フェンスの前をウロウロしたり、持ち前の不審者ぶりを発揮いていたが、
相手は銃をもっているので、撃たれたりしないうちに諦めて撤退。
その場から100メートルほど走ったところに、「見学者入場口」の文字が。
もっと手前で案内板だしてくれよ。

軍艦三隻に、潜水艦一隻。潜水艦なんて初めて見たわ。
甲板までは見学できて、魚雷とかハープーン (だっけ?) とかの解説板とかがある。
あの、ミサイルが6発入る四角い箱の現物を見た。メチャメチャでかいのな。
軍事マニアならたまらないんだろーな。
船に乗ってる自衛隊の方が、すれ違うと、敬礼で挨拶をしてくれる。
ここで敬礼して挨拶を返すと、頭に乗るなとか言われてやっぱり撃たれそうな気がしたので、
ふつうに頭を下げて挨拶返しといた。

あとははひたすら走って帰宅。
また昼飯を食べるのを忘れ、3時過ぎに福井の道の駅で休憩。
琵琶湖の西側の山で雨に降られてびびりながらも、なんとか木之元ICへ。
そっから名古屋まで高速で帰りました。
帰宅は7時。
つかれたー。
2日で600キロほど走りましたね。
クラッチを握る左手以上に、右肩が痛くて痛くて・・・・

忙しくて自分を見つめなおす暇はありませんでした。
やっぱり、自分を見つめなおすには1月は必要です。

さて、明日はHOT RUN 九頭龍だ。

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