† 前回までのあらすじ †
木崎湖のオタクキャンプで心が萌え散らばった猫好き。
その欠片は7つに分かれ、その一つは間近にそびえる立山連峰へと消えた。
己の心の欠片を求め、立山へと向かう猫好き。
そこに立ち塞がるのは
けいおん!! 第24話 最終回「卒業!!」であった。
猫好きは最後まで成仏せずに最終回を見終える事ができるのか!?
◆
冗談はさておき道中のサークルKに立ち寄り、iPhoneで黒部ダムについて調べる。
元々行って見たいと思っていた場所なのですが、
今回の予定には無かったので何も調べていません。
知っているのは、ダムまではバイクで行けず、麓の駅からバスか何かに乗って行くという事だけ。
その運賃や、ダムまでの所要時間等を調べる。
富山側からだとロープウェイやケーブルカーを乗り継ぎ大変な道のりのようですが、
長野側からは麓の扇沢駅という所からバスで15分で到着するそうです。
iPhone便利すぎ。
AM 10:05 扇沢駅に到着。 バイクも10台以上とまっていた。 駅といっても、サービスエリアのような場所です。 チケット売り場でダムまでの往復券(2,500円)を購入。 バスは30分に一本。次のバスは10:30なので、 駅の周りをぶらつく。 |
出発15分ほど前になって改札に行ったらスゲー並んでた。
おいおい、これ乗れるか?
サイトにはバスの定員は70人とか書いてたっあと思ったが・・・
バス来る。
5台くらい同時に。
これなら余裕で乗れるわ。
バスにパンタグラフがついてます。
電気で動いてるトローリーバスと呼ばれているもの。
ダム側の駅に到着。トンネルの中です。
ダムまでの15分間、殆どトンネルの中を走った。
黒部ダムは立山連峰と後立山連峰の間にある渓谷に作られたもの。
一般道はありません。
駅からは一番上の展望台を経由して、ダムの上まで降りるルートと、
いきなりダムの上に出れるルートがあるらしい。
とりあえず、展望台を経由していく事に。
可愛いカオして厳しい事いってくれるじゃねーかお嬢ちゃん
サクッと登ってテッペン到着。
写真やTVで見る機会が多いせいか、それほど感動は無かったかな。
もっとデカイかと思ったよ。
しかし、ダムを囲む山脈が美しい。
これは予想以上。
未だに雪が残ってます。
万年雪だな。
展望台からコンクリ壁に張り付いた階段を下りてゆく。 階段の高さがマチマチだったり、 進行方向に対して斜めに向いていたりして歩き辛い。 高いところダメな人はちょっと怖いかも。 |
凄い放水量のダムだなと思っていましたが、
水を霧状にして放水している為にダイナミックに見えるだけという事が判明。
下流の川もチョロンとしたものです。
がっかりだよ。
これなら三河湖の羽布ダムの放水の方が凄い。
所々にダムの開発に関する資料や情報を見かけます。
こちらはダム建設に関わり、殉職された方の慰霊碑。
結構な数ですが、この規模の工事にしては殉職者の数が少ない方なのだとか。
大変な時代です。
階段を降りて少しづつダムに近づいてゆく。
ダムを下から見上げてーわー。
瑞浪の小理川ダムとか最高なんだけどね。
ダムの上まで降りてきました。
放水ポイントを見下ろす。
霧のような放水で迫力はイマイチか。
ドォドォと轟音を響かせる水音を期待していたからね。
シャアァァァァァーーーって感じでした。
ダムの下を流れる川の水量は思いの他少ない。 霧状に放水しているのでダイナミックに見えるのですが、 放水量はほんとにたいした事ないのかも。 |
ダムの反対側まで歩いてきました。
通りかかりのおばちゃんに 写真撮って下さいと頼まれたので、 じゃあ俺も撮れ! と言って撮ってもらった一枚。 一人旅最高。 |
歩いてきた方を振り返る。
要塞だな。
てっぺんから降りてきた階段。
ダムを渡り、このトンネルを抜けてロープウェイに乗ったり
ケーブルカーに乗ったり高原バスにのったりして富山側に抜けます。
しかしそんな事してると本気で帰って来れなくなるのでここで引き返す。
富山まで抜けようとすると山越えの交通費だけで1万近くかかります。
なかなかよかった黒部ダム。
トローリーバスに乗ってバイクの所まで戻り、黒部ダムを後にする。
◆
おまけ。
大王わさび農場に寄り道。
猫好きの母上様の実家はここ安曇野で、子どもの頃は毎年信州へ親戚周りをしていました。
で、何故か毎年ココも観光に来ていたので、
十数年ぶりかに子どもの頃の夏の思い出を辿りに来てみました。
昔はわさび園と呼ばれていたのですが
いつの間にか大王に成り上がってました。
東京ドーム何個分か忘れましたが、とにかくデカイわさび畑。
この辺りは水がとても綺麗。
水が沸いてます。地面から気泡がプクプクと上がる。
水辺の地面を蹴ってみたら気泡が面白いように出てきた。
洞窟。
左の洞窟は浅いのですが、
右の洞窟はライトが無いと一番奥まで辿り着けないほど深い。
子どもの頃、毎年懐中電灯片手に見知らぬ観光客を洞くつの奥まで案内してました。
なんであんな事してたんだろうか。
暫く見ないうちに右の洞窟は地面も慣らされ、照明もついていました。
昔は地面など水溜りでベシャベシャだったのに綺麗になっちゃってまぁ。
信州といえば蕎麦でしょう。
恐らくココで採れたと思われるワサビを入れて食す。
ワサビは沢山入れてもそんなに辛くない。でも風味は強い。
そして蕎麦は、何かサガミのザル蕎麦の方が美味かった。
わさびソフト。 猫好きの中ではイロモノソフトクリームで No1の美味しさだと思います。 寿司にワサビは駄目なんだけど、 こういうのとかタコわさなんかは大好きなんですよね。 味覚変でしょうか? |
子どもの頃の記憶に想いを馳せるの終了。
さてと、高速をひた走り撤収であります。
なかなか濃厚な二日間でした。
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Chain Masquerade Ver2.0
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