2009 九州ツーリング -後編-
前回までのあらすじ。
忘れた。
はい。
何があったのか既に忘れかけている2009GWツーリング後編です。
5月5日(火)
ずぶぬれになった荷物も全て乾き、心機一転出発です。
今日の天気は晴れ。
阿蘇を回る時だけは晴れて欲しかったので本当に嬉しい。
前日までの雨は、まぁいい。許そう。
7時30分ごろ、阿蘇大津のホテルを出発。
暫く街中を走り、阿蘇山へ向います。
ちなみにケンタさんは峠激走コースなので今日も別行動であります。
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阿蘇山の道中。
山から樹木が無くなり、背の低い草だけの景色に。
展望台から街を見下ろすと。結構雲が出ていた。 |
草千里ヶ浜。
ただ広いだけの場所であんま見るべき物がなく、いつも素通りしてしまうのですが
今回はちょっと歩いてみる。
歩いてみると、やはりスゲー広い。
スカパーさんが何を思ったのが馬に乗りたいと言い出した。
正直28にもなってそれはないだろうと思った。
ノリノリである。
ドナドナドーナー
◆
逆ドナされたスカパーさんを回収し、再び阿蘇山頂を目指す。
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キタ!!
火口封鎖!!
阿蘇山の火口は、火山ガスと風向きによっては
封鎖されてしまう事があります。
3年ほど前に来たときにも
封鎖されて火口が見れなくて、
ヘリコプターに乗って見に行った思い出があります。 |
中央突破も考えましたが近年のテロ対策は凄まじく門番のおっちゃんに普通に撃たれます。
ヘリコプターも確か一人5000円くらいで5分くらいのフライトという全力を出したボッタクリ商売なので、
3年前のようにテンションが上がっている状態でなければ乗る気になれません。
とりあえず福岡からコッチまで走りに来ているぎりぃさん達と連絡を取り、合流場所を打ち合わせる。
火口も封鎖されているし、次行くか、と思った頃、
突然封鎖解除のアナウンスが流れました。
途端に駐車場に溜まっていた車とバイクがゲートになだれ込んで行きます。
我々も慌ててゲートへ向う。
料金所を抜けてスグの空き地。
ここから火口に続く道を眺めるのが好きです。
短い有料道路を走り、駐輪場にバイク止め、ヘルメットを脱ぐ。
そこで異変を感じる。
なんか・・・・唇の周りが変な味する・・・・
それに・・・何か喉の奥が引っかかるような・・・・
最初は気のせいかと思いましたが、火口に近づくと周りの空気が喉と鼻に結構沁みます。
まだ火山ガスが残っているようです。
っていうか超噴煙あがってるんですけどー。
職員の人が首にガスマスクをぶらさげ、
「火山ガスが結構出ているので、早めに観光を終えてお帰り下さいね。」
って。おいおい。
火口の周りの観光客はみな咳込んでいました。
ゴールデンウイークで沢山の観光客が来ているので、ちょっと無理をして火口を開放したのでしょうか。
まぁ、喉は痛かったですが、そうだとしたらあり難い判断です。
とはいえ、自分にとっては結構厳しい環境だったのでそれほど長居せずに火口を後にする。
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火口を後にし、阿蘇山を下り南側の国道に出ます。
そこで福岡のぎりぃさん達と合流です。
ここからの景色も好きだなー。
火口から山を降り始めるここからの景色も好きだ。 |
山を降りる県道に入るとき、
火口へ向う車の行列がとんでもないことになっていました。
山の向こうまで続いています。
あまりに美しい山並みと車列に心を奪われ写真に収める。
山を降りて国道にぶつかった所のコンビニでぎりぃさん達と合流。
ぎりぃさんと、弟のピーター隊長とは4年ぶりの再会です。
2005年に初めて九州に来た時に、3日間ほど一緒に走らせて貰いました。
そして初めてお会いするぎりぃさんピーター隊長の父上様と、いとこさん、ピーター隊長の奥さん。
家族親戚でツーリングとは・・・いい環境です。
今年もピーター隊長が、オススメの穴場ルートをご紹介してくれました。
とりあえず阿蘇のやまなみハイウェイあたりへ向けて走る。
しかし、北に向かい標高が上がってくると、段々と雲行きが怪しくなってくる。
やべぇなと思っていると、とうとう雨が降り出し、暫くすると雨はカンカンとヘルメット強く叩き始める。
そんな大降りじゃないのに、やたらと強く雨が当たるな、と思っていたら・・・・
あ、これ雹だ。
たまらず路肩の木陰に避難する。
5月の熊本で雹に降られたよ。
そらは雲が7割、青空が3割といった感じなので、雹と雨が止むのを待つ。
小降りになり、また走り出すと再び雨足が強くなる。
仕方なく牛舎の軒先を借りて合羽を着込む事に。
結局今日も雨に祟られてしまった。
雨装備に身を包み牛舎を後にしようとしたら、牛舎のおっさんがスッ飛んできて物凄い剣幕で怒られた。
そして何故かぎりぃさん集中攻撃。
多分牛泥棒と間違われたのだと思う。
南側のやまなみハイウェイはパスし、ミルクロード(?) を走る。
写真は一面まっ平らの草原。
やまなみハイウェイ沿いの景色でも、ここまでまっ平らの場所は無かったと思います。
天気が悪いのが悔やまれる所です。
本当に当てにならない天気予報だ。
やまなみハイウェイに入り、北上して・・・
牧ノ戸峠だっけ。
そこからやまなみハイウェイを見下ろした景色。
この写真は2008年の10月・・・
VIBES MEETINGのついでき来た時の写真です。
今年も晴れた景色を見たかったものです。
牧ノ戸峠を登ると、雨足はどんどん強くなってくる。
ぎりぃさんの剥き出しエイボンMK-Ⅱが、水芸のように美しい水柱を立てておりました。
多分自分のリアタイヤも同じような状態だったんだろうな・・・。
ここでお別れ。
そろそろ別府港に向わないと帰りのフェリーに乗り遅れてしまいます。
左からピーター隊長、スカパーさん、猫好き、ぎりぃさん。
スカパーさんの肖像権は高いので当サイトでは未だに解禁できません。
今日はどうもありがとう御座いました。
次に会うのもまた・・・4年後くらいか!? ( オリンピックか
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別府に向かい北上するにつれて天気は回復し始める。
ほんとに山の中だけだったな・・・天気悪かったの・・・。
最後の観光スポット、由布岳を眺めて、フェリー乗り場へ向う。 |
フェリー乗り場で朝から流星の如く阿蘇を走り回っていたケンタさんと合流。
九州ツーリング、ゴールです。
あー、もう帰ろ帰ろ。
いつものさんふらわぁに乗り、大阪へ向います。
因みに明日の大阪の天気は雨。
最後の最後までファッキンです。
◆
5月6日(水)
早朝、大阪南港に到着。
暫くは雨は降っていなかったが、案の定名阪国道に入った辺りから雨が降り出す。
写真は針テラスにて。
マフラーやオイルタンクが化石のように白く汚れています。
2度ほどの休憩を挟み、南港から名古屋まで走り、11時頃帰宅。
そして家に着いた途端、雨が止んで晴れ始めやがった。
なんなのこれ。
◆
天気予報に嘘ばっかつかれ、
天気に恵まれないツーリングでした。
もしこのツーリングを一人でやっていたら、コノヤロー時間と金返せ的な気分になっていたでしょうが、
今回はスカパーさんやケンタさん、福岡のぎりぃさん達と一緒に走ったから、まだ良い思い出になりました。
でもやっぱツーリングは晴れている時しかテンションが上がりませんね。
曇りも駄目。雨なんてもってのほか。
自分の周りに日の光が射している状態じゃないと走っていても楽しくないな・・・。
まぁ、いまひとつだったー・・・。
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