2009 ジョインツ カスタムバイクショー

ツーリングレポート

2009 九州ツーリング -前編-



今年のゴールデンウイークは、
ケンタロッサさん、スカパーさん、猫好きの3人で 九州へ行ってきました。
計画発足の今年の正月では北海道という案もありましたが、
GWが5連休しか取れなかったのと、やっぱまだ寒いという事から見送りに。


5月2日(土)
天気は晴天。
九州には3日間の滞在予定で、天気予報は曇り、曇り、晴れ、という予報。

九州へは名古屋から大阪まで走り、そこからフェリーで向います。
9時に名古屋を出発し、下道で亀山の亀八食堂に11時到着。
渋滞がなければ1時間無しで走れる距離なのですが・・・。
左がケンタさんのZ1000、
右がスカパーさんのFZ1000フルパワー、
後が猫好きのソフテイル。
みな荷物満載です。

亀八で昼飯とした後、名阪国道に入り、そのまま西名阪、東大阪を横切り、南港のフェリー乗り場へ。
この区間の渋滞が殆ど無かったのが意外だった。




南港到着。
ここから九州の鹿児島県、志布志港に向います。
乗船受付開始と同時にバイクの乗船が始まる。
はえーよ。
出遅れてしまい、乗船が少し遅れる。



出港前に風呂を済ませ、
酒を片手に甲板から出港を見届ける。
思ったより風が強く、冷たく、Tシャッ一枚では寒かった。その代わり髪はスグに乾いたが。

到着はちょっと遅めの翌朝10時頃。
明日の朝はゆっくりです。



5月2日(土)
志布志港到着。
天気は曇りのような晴れのような。
船の中のアナウンスでは、
天気予報は曇りのち雨と言っていた。
ファック。

まずは最初の目的地、
九州最南端の佐多岬へ向います。





とりあえず集合場所は佐多岬とし、各自適当に走る事に。
スピード崇拝者のケンタさんは速攻で星になってしまった。
暫くスカパーさんと走っていたが、スカパーさんもロケットのようにカッ飛んで行った。
リッタースポーツに愚鈍なアメリカンがついていける訳がありません。
それでもマフラーを削りながらも割と峠の割合が多い道を走り続ける。
いつかマフラーがスラッシュカットになってしまうだろう。

※写真は路上で拾ったテポドン。気分は桃白白。
  国道448号線沿いにて撮影。



佐多岬へ到着・・・
したが、ケンタさんもスカパーさんも居ねぇ。
何で一番遅い筈の俺が一番に着いているのか。
空間転移やパラレルワールドの可能性を考え始めた頃、ようやくケンタさん到着。
内之浦の宇宙センターに寄り道していたそうな。
あとはスカパーさん。
俺より少し先行して走っていた奴だけが行方不明に。
とりあえず携帯に連絡をしようと思ったら、俺のソフトバンクは圏外でした。
手の打ち様が無いのでスカパーさんは見捨てる事にする。


駐車場に停まっていた異様に胴長なショベル。
こんなフレーム見た事無い。もう少しでエンジン2基掛けできそうです。

ショベルの後ろのホゲホゲはコレ。
根がまるごと土の上に出てきているような木。
どこか南国な雰囲気です。
ここに至る道も南国チックな植物か生えており、
走っている時には花の匂いを感じるほどでした。
近くで見るとカユくなってくる。



暫くしてスカパーさんと合流。
普通に迷っていたらしい。貴様のツーリングマップルは何の為にある。
因みに猫好きの地図はダイソーで100円で買った九州全域地図です。超大雑把だけど何とかなる。



せっかくなので展望台まで歩く。
駐車場から15分ほど山道を行きます。
道中色々と写真スポットあり。

海がきれいだなぁ・・・
名古屋港はドブですね。

あの灯台にはどうやって行くのかな?



佐多岬を後にし、次は桜島へ向けて走る。
が、予定より時間を食ってしまい、桜島探索は明日に回し、
今日のキャンプ地を決めて暗くなる前に到着することを目標とする。

あと、佐多岬からの撤収時にニホンザルっぽい猿を見た。
初めて九州行った時も、九州の南側で猿を見ましたが・・・普通に野生の猿が居るとかスゲーな・・・。



桜島。
たまにゲロッと黒い煙を噴き上げていた。
佐多岬では晴れていた空も、北に上るにつれて曇り空に。
今日の宿はきほく上場公園キャンプ場。
目的地へは地図を見る限り峠を越えないといけないようだが、
その峠は走ってみると長い事長い事。そしてガンガン登る。

そして辿り着いたキャンプ場は超寒い。
しかも、星空日本一とか書いてあるの。ここ標高1000メートル越えてるんじゃないか・・・・?
というくらい過酷な環境に感じましたが実際の標高は550メートルだそうです。
風もあり寒さも結構なもので、山の上だから天気も心配。
とはいえ既に日は暮れ始めており、今からキャンプ場を変える事もできず、ここでキャンプすることに。
テントの設営を始めた頃、とうとう雨が降り始めた。
星空日本一と銘打っている場所なのに、この天気は非情に勿体無い・・・


さぁ、小雨の降る中キャンプ開始です。
個人的には手間の掛からないメニューで速攻飯食ってテントの中に避難したかったのですが、
スカパーさんとケンタさんは雨ニモ負ケズ買ってきた食材を焼いて普通にキャンプを楽しむ。



とりあえず肉を焼いてみる。



しかし肉から染み出した油と雨が混ざり、
フライパンはまるで天ぷらでも揚げているかのような惨状となる。
だめだこりゃ。



雨足は徐々に強くなり、たまらずひと足早くテントの中に避難させてもらう。
これ以上服を降らすとこの後が面倒です。
テントの前室でランタンを使い冷えた足とテント内の空気を暖める。
濡れた服を着替え、雨の音を聞きながら就寝。
明日の天気が心配です。

※一酸化炭素中毒で死ぬのでテントの中でランタン使わないようにしましょう。




5月4日(月)

早朝5時半に起きる。
相変わらず雨が降り続いていたので2度寝する。
次起きたらスカパーさんもケンタさんも撤収準備がほぼ完了してた。
起こせよ!!

と言いつつも、この雨が上がらない事には撤収準備する気にも、ましたて走り出そうという気にもなれない。
できれば雨が止むまでここを動きたくない。
天気予報を見ようにも、ココではネットに繋げられるだけの電波が来てない。通話はイケるんだけど・・・。

そこで、ネットで知り合って4年前には一緒に九州を走った事もある、福岡のぎりぃさんに天気の事を電話で聞いてみる。
ぎりぃさん情報によると、今日は夜まで雨。
駄目じゃん。
ぎりぃさん、朝早く電話掛けてしまいスミマセンでした。


テントの中で雨が上がるのを待っていても無駄なようです。
走るしかありません。
9時半くらい?
濃い霧の立ち込めるキャンプ場を後にする。
因みにケンタさんは先行して桜島へ走りに行ってしまった。



おまけ。
2009念年5月のサイトトップ写真。
タイマー撮影のタイミングを逃した失敗写真。
すごくキモイ写真だ。

来た道と反対側の道を使い山を降りる。
来た道は長くてタイトな峠でしたが、反対側の道は短く、
速攻で山を下りれた。
遠回りでもコッチの道でキャンプ場行けばよかったな・・・。

山を降りたら霧も晴れ、雨も小雨程度に。
しかしスカパーさんの気分はすぐれない。
   
桜島を回っていたケンタさんと合流し、
今日の計画を考える。
とりあえず、今日は天気もアレだし、
キャンプ道具や服も濡れたままなので、
屋根のある宿を確保したいという猫好きとスカパーの意見によって
ビジネスホテルを確保する事に。

ケンタさんのケータイでネットに繋ぎ、
阿蘇大津の観光ホテルの部屋を確保しました。
GWに宿の当日予約が一発で出来るとは思わなかった。
これで宿の心配をせずに今日は走れます。






桜島から北上し、霧島の温泉街へ。
天気もイマイチで、あまり写真を撮っていないので、桜島から一気にワープした感じです。



温泉街の更に北、県道1号の霧島スカイライン。
荒涼とした大地に伸びる道路・・・・は凄く短かったです。イマイチ。

さらに北上し、宮崎自動車道に突き当たり、小林ICから阿蘇まで高速に乗る事に。
夕方の高速、しかも高速1000円の割引が有効になって初めてのGWです。
断続的な渋滞が結構続き、すり抜けを続けながら距離を稼ぐ。


ようやく大津の町に入り、ケンタさん先導で宿を探し走る。
今回九州に来てから一番栄えている所で、何処か安心します。


おや、スカパーさんのこのサインは・・・・


あぁ、これですね。


宿へ到着。
雨と砂と油と排気ガスの塵でデロデロになった荷物の防水カバー (45リットルゴミ袋) を処分し、
部屋で湿って汚れた荷物を乾かす。
ずぶ濡れという訳ではないので、明日までには乾くだろう。



屋根のある場所にバイクを止めさせてもらう。
宿代の出費はでかかったが、濡れたキャンプ道具でまた雨の中キャンプするのはイヤだった・・・。

部屋で、今朝天気の事を聞いたぎりぃさんに電話をする。
するとぎりぃさん達も、明日は何処か走りに行くかー、という事になっていたらしく、
明日は私たちに阿蘇の穴場ルートを案内してくれる事になりました。
ぎりぃさんと、その弟ピーター隊長と4年ぶりの再会となります。
とりあえず、阿蘇山の南の方で合流する予定をザックリと立て、本日は就寝とする。


>> 後編へ続く


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Chain Masquerade Ver2.0
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