2007年7月27日 (金)。
ホットバイクジャパンの主催するラブ&ピース ( 通称ラブピー ) というキャンプミーティングが
今年で
最後の開催という事なので参加してきました。
開催日は、最後という事で23~29日の1週間、
ぶっ続けでイベントが開催されているそうです。
ラプピーは一昨年から参加を目論んでいるのですが、
毎年の開催日が7月下旬という気候的に不安定な時期のうえ、
会場が標高2300mにある、志賀高原の横手山山頂。
大体が天候に恵まれず、毎年参加を断念しております。
一昨年は、悔しくてお盆に一人ラブピーを開催するくらい行きたいと思っていたイベントです。
基本的にラブピーは、毎年嵐の中で行われるイベントというか、行事というか修行というか、
そんなイメージが定着しております。
でも、晴れている時に来ると、絶対に来年も来ようと思わせてくれるイベントだそうです。
というわけで、晴れている日を見計らって出発しました。
本当は2日前に出発する予定でしたが、天気が微妙だったので出発を遅らせた。
今回も荷物いっぱいであります。
最大積載量積めるだけ。
名古屋より中央道を使い、信州中野ICまでカッ飛ばします。
既に会場入りしているモフィさんの指令により、キュウリとか酒とがを購入するため、
インターから会場の通り道にあるジャスコへ寄り道。
なんか、ジャスコの前が買出し組みのハーレーだらけでした。
イベント会場ジャスコに変更されたのかと思った。
この頃、大体13時ぐらい。
夕方にはジャスコの客層は、さぞかし黒くてジャラジャラした人達に席巻されていただろう。
志賀高原に入り、峠道を登る。
バイクも目立つようになり、私の目の前にもジョッキーシフトで器用に峠を上ってゆくショベルが走っていました。
会場到着ー。
入り口でモフィさんが、早速酒を飲みながら待ち構えていました。
アルコールの解禁時刻が早すぎます。
平日の昼少し過ぎという時間だけあって、バイクの数はそれ程・・・・
と、言っても100台以上は余裕で来てましたけど。
駐輪場から会場へは、リフトに乗って行かなければなりません。
ラブピー独特の光景ですね。
自分の一つ前にバイクに積んできた荷物、
その次のリフトにモフィさん。
リフトに乗っかった荷物は、リフトの係員の人がちゃんと降ろしてくれます。
一回じゃ荷物を運びきれなかったので、もう1往復・・・
登りのリフトには、荷物と一緒にリフトに乗る参加者さん達。
駐輪場に停まる、とあるパンヘッド。
なーんか見た事のあるパロディ・ステッカーだなー・・・・
駐輪場やリフト写真の通り、天気は晴天。
夜明けには雲海から太陽が昇るのを見る事が出来る場所ですので、
雲海マニア(?)の私としては、なんとか明日の朝まではこの天気が持って欲しい所であります。
とか考えてたら、いきなり雲海を見る事ができてしまい、早くもミッション1をクリアです。
スゲー、雲海は朝方、気温が下がっている時にしか見れないのかと思ってたわ・・・。
残りのミッションは、標高2300mから見る星空と、明日の夜明けの景色です。
さてさて。
荷物は全部上げましたので、キャンプの場所を確保しなくてはなりません。
会場から少し外れたリフト沿いの道は、まだまだテントを張るスペースがありましたが、リフト乗り場から遠いのでパス。
上の写真の会場内はもう結構テントが張られていて、場所を確保できるか微妙ー・・・
と、思ったけど、木々の切れ間から雲海を望める、
なかなか良い場所を確保出来ました。
やや斜面になっていますが、まぁテントの向きさえ気をつければ問題ナシです。
私たちがテントを張った場所の後に、人の背ほどの石垣があります。
その上もテントサイトなのですが、そこの石垣の端っこが、特等席でした。
常にこんな景色が望める場所ですからね。
一段下の、私たちの場所からだと、やや木が邪魔ですが・・・・
スッゲー 前述した石垣の上より。 テントも張って、一息つくモフィさん。 テントを張っている時、偶然500円を拾った。 |
しかも西側なので、この場所から夕陽が見れそうですね。
ただし逆光の上、日の光が強すぎるため写真撮り辛い。
石垣の上からテントサイトの奥を見た景色。
ちょっと密集気味ですが、まぁ関ヶ原のブリージーとかに比べれば全然マシです。
あー、アッチの方、木が無くて眺めが良さそうだなー・・・
とりあえず今回も、
動画を一つだけアップしておきますか。
拡大版は別窓でコチラから。
会場を少し見て回る。
一応、アパレル関係のお店が出ているが、相変わらず俺には縁がありません。
飲食関係の店も少なく、基本的に何も無いイベントです。
私たちが乗ってきたリフトは、16時20分で運転が終了してしまいました。
何でか知りませんが早すぎる。
その時間以降に到着した参加者は、駐輪場と会場の間をハイエースにてピストン輸送されます。
ハイエースから、疲れ切った顔で沢山の荷物を抱えて降りてくるバイカー達は、見方によってはまるで難民。
前述した通り、会場は標高2300・・・5m、ですか。
人によっては、2000mを越えただけで高山病の症状が出る人も居るとか。
確かに荷物をリフトからキャンプサイトまで運ぶのにえらい息が切れたが、
それは多分運動不足と煙草のせい。
気温は昼間で20度を下回ります。
リフトの下で18度だったから、山頂ではもっと低いのかな。
そのわりに日の光が強烈で、日向は暑い。
山の西側にテントをはってしまったし、超暑い。
帽子もってこればよかった。
テントの前で椅子に座ってまったりしているうちに、随分と日が傾いてきました。
気温も徐々に下がってくる。
ヤベエ!!
ガスりだした!!
もう少しで雲海に日が沈むというのに、会場が薄い雲に潜ってしまいました。
ガスで日の光が乱反射して、日の光が見た事が無いように広がる。
まぁ、これはこれで幻想的で大変よろしい。
そんな心配もしましたが、ガスはすぐに流れてしまい、雲ひとつない夕焼けを見る事が出来ました。
人が集まり出す前に、石垣の上の眺めの良い場所を確保する。
カメラの露光やISOをいじって色々試す。
うん、上手く写らねぇ。
安物デシカメでは限界あります。
うはー・・・・
こんな綺麗な夕焼けは始めてみたぞ・・・。
こんな時間に、こんな山の上に居ないですからね普通。
キュウリの味噌漬け作ってたモフィさんも石垣の上へ呼び、日が沈むまで黄昏てみる。
沈んだ。
石垣の上で、皆日が沈み切るまでデジカメや携帯カメラで写真を撮っていました。
後ろに居た参加者さんは、ラブピーでこんな夕焼け見れるのは珍しいよ、と言っていました。
「この時間は、なかなか晴れないんですか?」
と、尋ねると、
「だって、基本が嵐ですからね。」
あー、ですよねー。
日が沈んだ後でも、 暫くはこの赤と藍のコントラストが綺麗。 |
ジャスコ飯。
パックの米と、缶詰と、水を鍋にブチ込み、バーナーの火にかけます。
洗い物が出ない、おいしくて暖かくて簡単で便利なある意味寂しい食事。
これに、モフィさんの作ったパスタ等もつく。
以前は、キャンプではコンビニメシで十分と思っていましたが、
今は料や種類が少なくてもいいから、暖かいメシを食べたいですね。
暗くなり、周りでランタンの灯りが灯り始める。
自分もイワタニカセットガスで使えるランタンに着火。
このオレンジの灯りが大好きなんです。
LEDや豆電球の灯りなどくそくらえです。
夜になるとステージではライブが。
メインは週末土曜のライブのようですが、平日でもステージはやっていたようです。
でも、みんな自分たちのテントでダベっているせいか、ステージの周りの人は少ない。
マッタリ過し、適当な時間に就寝。
気温はフリースを着ていても震えるくらい寒かったが、
テントで風を防ぎ、3シーズン用の寝袋でそこそこ暖かく寝れました。
盲点は、テントを立てた斜面。
マットと寝袋が滑ってしまい、寝返りをうつ度に体が斜面にむかってズリ落ちるのです。
何か変な風に踏ん張りながら就寝。
◆
「猫さーん、朝日スゲーよー」
みたいなモフィさんの声で、スイッチが入ったかのように目覚める。
綺麗すぎる夕陽を見れたので、朝日はいいやー、なんて思っていましたが、良い景色が見れるようです。
テントを抜け出し空を見ると、今日も雲ひとつ無い晴天。
天気予報では、今日から曇りという事だったので、日のでは期待していなかったのです。
時刻は午前の5時過ぎくらい。
とっくに日は昇ってしまっていますが、うっすらと伸びる雲海から、山の稜線がポコポコと見えます。
スゲー。
キャンプサイトに戻ると、駐輪場から走ってきたハイエースが難民
いや、参加者を連れてきていました。
「3時くらいにも人来てたよ。」
というモフィさんの目撃情報。
金曜の仕事を終えて速攻で走ってきたんでしょうね。
今日はこれから曇り出すみたいなので、朝日を見る為にこんな時間にやって来たのでしょうか。
凄い気合いだ。
キャンプサイトに戻ろうとすると、目の前から見覚えのある方が。
先月のアメリカツーリングでご一緒した、カメラマンさん。
お仕事でしょうか。会うもんですねー。
いつ来たんですか、と尋ねると、今来たとの事。
今ですか。 ( AM 5:30 )
自分は前日に買っておいたカップ麺、
モフィさんは鍋で作るラーメンで朝食。
リフトは8時から動き出すらしいので、少しだけ二度寝して荷物を片付けにかかる。
一通り片付け、
テントの下に敷いたブルーシートにて寝っ転がる。
天気もいいし、最高の朝でございます。
リフト一番乗り。
8時前から並び始めたのに、リフトが動き出したのは9時少し前。
開始時刻は適当らしいです。
ようやっと動き出し、リフト一番乗りで下山。
登ってくる時は荷物を2度に分けて運んだが、今回は一度で運んでしまう。
先行している箱の上にはテントと椅子が乗っており、落ちそうでヒヤヒヤする。
山の東側、リフト沿いのキャンプサイト。
最終の土日になれば、ここもテントで埋まるでしょう。
でも、やっぱ西側の方が水場やトイレも近いし、景色も芝生もよかったです。
会場の中でも、いい場所でキャンプ出来たと思います。
下山。
駐輪場のバイクも少しづつ増えてきました。
狭い駐輪場からバイクを出し、駐輪場のウラで荷物を積んで撤収しました。
天候にもこれ以上無いと言う程恵まれ、最高のキャンプミーティングでした。
たしかに、また行きたくなるイベントですが、ラブピーは今年で最後。
横手山山頂も、普段はテントを張ってはいけない場所らしいです。
OKだったら、勝手に登ってまたキャンプしたい場所ですね。
ラブピー最高!!
今度皆で、どっか高い山でキャンプしましょう。
2000メートル越えの、デカイ山でだ!
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Chain Masquerade Ver2.0
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