アメリカツーリング -セリグマン~モニュメントバレー- ハーレ、ソフテイルやスポーツスターのカスタム、ツーリングやキャンプミーティングの様子をレポート

アメリカツーリング

-3日目- セリグマン~モニュメントバレー

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3日目
2007年6月18日


7時出発。
セリグマンの朝は随分と冷え込む。昨日までの暑さが嘘のよう。
長袖を余分に一枚着込み、宿を出る。

本日は私が最も楽しみにしている、グランドキャニオンとモニュメントバレーに向います。


昨日までの荒野続きの景色はなく、セリグマンから北東は随分と緑の多い土地。
道中、背の高い木で覆われた山も見ました。
日本では山といったらソレですが、今回のツーリングで日本のような山を見たのはここだけでした。
緑が有るか無いかで、これほどまでに気温が違うという事を、文字通り肌で感じる。

やはり、緑の景色の方が落ち着きますね。
自分のホーム・グラウンドが緑豊かな日本で良かった、などと考えてしまう。

道路と併走する貨物列車を見た。
尋常じゃない長さでびびりました。



グランドキャニオン国立公園入り口。
昨日買った国立公園年間パスを見せて、公園内に。



ドゥウルルッドゥドゥ
ドゥウルルッドゥドゥ  ( ? )



駐車場の手前で、歩行者が途切れるのを待つ。
さっきから俺の後姿ばかりでごめんなさい。
自分がバイク乗っている写真が大量に手に入って嬉しいのです。ターミーさんありがとう。

東洋人がハーレー乗っているのが珍しいのか、戸惑うほど観光客がカメラやビデオを向けてきました。
先頭の2台が、女性陣だったという所も目を引いたのかな。



駐車場にバイクを止めて、横手の木立を抜けると・・・


こんな景色が。
グランドキャニオン、でかいってレヴェルじゃねーぞ!!
木立に阻まれていますが、駐車場のすぐ横がこんな大渓谷ですよ。



ここぞと写真を取りまくる。
このツーリングで一番の絶景ポイントと言っても過言ではない。

ターミーさんと写真を撮ってもらう。
普段あんまり自分の顔にモザイクを入れないくせに、時折思い出したかのように顔を隠す。
俺の心理は不安定。



一人で写真取ってもらったときに、何かポーズしろといわれたので
柵に登って調子に乗る。
集団行動なので怒られる前に辞めた。

ここは、マーサ・ポイントという展望台。
グランドキャニオンには、幾つも展望台があるらしい。

景色を眺めていると、駐車場でバイクの始動音が響く。
おいおい、まだ出発の時間じゃねーぞ!
そう思いながら慌てて戻ると、トイレ行くから移動すると。

えー


次のビュー・ポイントまで移動する途中、
路肩からもこの大渓谷を見渡せる場所が幾つかありました。
バイクを並べ、グランドキャニオンを背景に
写真を撮る事も可能でしょう。
一人だったら絶対路肩で止まって写真撮ってたよ。




続いてきたのは、デザート・ビューという展望台。
マーサ・ポイントよりゴツゴツした景色ではありませんが、こちらのほうが開けているイメージです。




こんな広大な景色、カメラでは収まらないので、普段使わないデジカメの動画モードを使う。
今回のツーレポは自前動画を導入してみました。
読み込みが終わらなくても再生してしまう手抜きプレイヤーですので、回線細い人は再生止まるかも。

拡大版は別窓でコチラから。
画質は荒れますが、ウインドサイズを拡大すれば、動画もその分大きくなるようになってます。( IE 6.0ならば。)
どうせなら全画面に拡大して見るのだ。

最後に写る塔は、アメリカ騎兵隊の砦だったそうです。
インディアンとやりあった場所という事でしょうか?
いつ頃作られたものかは不明。




グランドキャニオンを後にして、近くにあったインディアンジュエリーの直売所へ立ち寄る。
このあたりも小さな渓谷がそこらじゅうに走っており、走りながら見る景色もなかなかの迫力でした。
ここでは駐車料金に1ドル取られるも、特に買い物はナシ。



駐車場の向こうに走る渓谷を背に、バイクに跨った写真を撮りました。
その後、カメラマンさんもバイク単体で撮影。
あと、サイドスタンドがめりこんでバイクが傾き過ぎ、一人でバイク起せなくなりました。
乾燥重量370kgの罠。
カメラマンさんにエンジンガードをちょっと引っ張ってもらって、バイクを起す。

ツーリングモデルはスゲーな、ちょっと欲しいな、と思い始めていた所ですが、
やっぱ私にはコレに乗る資格は無いのかもしれません・・・。
まぁ、どうせ日本ではこの巨体は持て余すかな?




隊列の最後尾を勤めるマスタング。
モニュメントバレーまで休憩ナシで200キロくらいを一気に走ります。
緑の多かった景色は、グランドキャニオンを後にした辺りから再び荒野系に。

もう少しでモニュメントバーレーという休憩場所で、ヘルメットを脱ぐ事に。
いつの間にか入っていたアリゾナ州は、ヘルメット被らなくてもOKです。
その代わり、目を保護するサングラス等が必要。
なんという男らしい法律。



ノーヘルイャッフー!!
ここの辺りで、参加者の走行写真を取りまくる。



この辺りで撮った走行風景。
シールドで激突死した虫が、結構視界の邪魔です。
デジカメでは風の巻き込み音が大きくなって、排気音とか全然聞こえませんが、まぁ雰囲気だけでも。
バイクを運転しながら、片手で、走行風を受けながらの撮影の為、手ぶれは勘弁しろ。

拡大版は別窓でコチラから。



あー、でも駄目だ。
何かヘルメット無いと落ち着かないし、運転にも景色にも集中できない。
結局ノーヘルで走っていたのは、このモニュメントバレーの中だけでした。
因みにターミーさんは、アリゾナ州にいる間は殆どノーヘル。

モニュメントバレーを見渡せる高台へ。
ここでも入場料を取られてしまいました。
ここは国立公園ではなく、インディアンの人達が自治を行っているから・・・だそうな。



だからどうやればこんな岩ができるんだよ。
土の色も、このあたりは全て真っ赤。
まさに西部劇の一場面。



高台から下の方にダートが続いていました。
BMWが走っていました。
入っていってもいいのかな?

あー、あの岩の先っぽに登りたい。



DEKEEEEEE



この駐車場も砂利道で、400㎏近いバイクを取り回すには苦労します。
いやー、ガソリンとかオイル、積んだ荷物を合わせると400越えてるかも・・・。
もう、大概のバイクなら乗れるという自信が付きましたわ。




高台からそう離れていない所に、今日の宿があります。
この辺りを走ると分かりますが、ホントにココは電気やガス、水道は通っているのかよ、と心配になるほどの辺境です。
が、その心配は無く、それどころかこれまで泊まったホテルの中で最も設備の整った所でした。

しかもこのホテル。
部屋にベランダがあり煙草も吸えるし、
なんとベランダからモニュメントバレーの岩山越しに日の出が見られると言うのです。
明日は早起き確定。

っていうか、このホテル普通に一泊したら幾ら位なんだろ・・・。



なんと、今日はターミーさんの誕生日。
誕生日をこのような地で迎えるとは、素晴らしいですな。
駐車場に止めたジープにケーキならお菓子やらを並べ、ちょっとした誕生日会。

「ケーキ切るモンないから、もう顔にぶつけるしか無いわなー・・・」
と、残念そうに言うツアコンの方が、マジで言ってるようにみえてドキドキしました。大阪人だし。

結局、車に積んでいた糸ノコでケーキを切る。
なんともワイルドなパーティーです。


アーーーーーーーーッ!!
ガソリン入れに行ってる間に夕陽を撮り損ねた!!

日が沈むと、赤い土の大地にほんのりと青みの掛かった空の色が写り、見方によっては岩山が青紫色に。
不思議な色の景色です。



ここではロサンゼルスより時間が1時間遅れています。
1時間の時差とはいえ、ややこしい。

23時頃、このレポの下書きをノートに走り書きをしてから、就寝。
オヤスミを言って2分としないうちに寝息を立て始めたターミーさんな驚愕する
と、日記の最後に記されています。

とりあえず、明日は・・・・現地時間の6時に日の出を見るために起きますか。


本日の移動距離
約470キロ。



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