アメリカツーリング -ロサンゼルス~パームスプリングス- ハーレ、ソフテイルやスポーツスターのカスタム、ツーリングやキャンプミーティングの様子をレポート

アメリカツーリング

-1日目- ロサンゼルス~パームスプリングス

1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 | 5日目 | 6日目 | 7日目



モラトリアム最後の思い出として、7泊9日でアメリカ西部へ走りに行く。
7日間で3000kmを走るという、常人なら引いてしまう強行スケジュールに乗ってみました。
※写真は4日目のモニュメントバレーにて。


順路は、ロサンゼルスから反時計回りに西部を巡るコース。
アメリカの地理には疎いので、下の地図も大体です・・。




1日目
2007年6月16日

出発日前夜に急ぎの絵の作業が発生し、2時間しか眠れぬままアメリカへ旅立つ。
まぁ、ロサンゼルスまで飛行機で10時間かかると言うし、
飛行機の中で寝ておけば良い。

9日分の荷物はこれだけ。
ヘルメットと代えの靴、レインコートが無ければもっと軽装だっただろう。





飛行機は名古屋からではなく、成田から乗ります。
ツアーの集合場所がそこなのでね。
自宅 → 新幹線にて名古屋駅から東京駅 → 成田エクスプレスにて東京から成田・・・と、交通費も微妙に馬鹿にならない。
12時頃成田に到着し、駅で神戸からやってきたVirgin-Harleyのターミーさんと合流。


14時55分。
126円を1ドルに変えて( 高ェな・・)
大韓航空001便にてロサンゼルスへ向い出発。

機内食のビビンバは普通に美味しい。
食事が終わったらとっとと寝てしまおうと思ったが、駄目だった。
自分は飛行機が大の苦手で、少しでも揺れたり、浮いた感触が伝わると心臓バクバクです。
なんでこんなデカブツが空を飛ぶのか全くもって意味が分からん。
まだラピュタが空を飛ぶ方が現実味があると思わないかい?

新作映画や雑誌を読む気にもなれず、アタマを押さえながらひたすら到着を待つ。



現地時刻 8時55分
飛行機が若干遅れてロサンゼルス到着。
いやぁ、揺れた揺れた。
スッチーがびっくりして通路でしゃがみ込むほど揺れた。
お陰で2時間程しか眠れませんでしたくそったれめ。
日本と16時間の時差があるため、飛行機に10時間も乗っていてもお釣りが発生してしまい、
俺が新幹線に乗ったくらいの時間にタイムスリップしてしまいました。


入国審査では英語で色々と質問をされ、それに答えないといけない。

何と聞かれたか忘れたが、名前を尋ねられた気がしたので名を答え、
何と聞かれたか忘れたが、アメリカには何をしに来たのか、と尋ねられた気がしたので、"サイトシーン"と答え、
何と聞かれたか忘れたが、何日間アメリカに滞在するのか、と尋ねられた気がしたので、指を7本立てて"セブンデイズ"と答える。

意外とあっさり入国審査をパスする。
自分の英語力は中学生以下だと思っていたが、そんなんでもそこそこイケるようである。


因みに今回のツアーは、東京のとあるバーのマスターが毎年企画しているアメリカツーリング。
今年は私も含め11名の参加です。
空港で現地コーディネーターの方と合流し、サポートカーのやたらでかいフォードに乗ってレンタカー屋へ。


にしても、ロサンゼルスは随分と涼しい。
ツーリングの行く先は灼熱地獄と聞いていたので、夏服しか持ってきていません。
こんな気候では、走っているとやや肌寒いのでは・・・
と心配していると、徐々に陽射しが暑くなってくる。
風は涼しいのに、陽射しがやたら熱いという、奇妙な気候。
レンタカー屋では、マスタングとジープの2台を借りる。
流石にマニアックな選択です。
車組の参加者は、サポートカーとこの2台で走ります。
続いて私達バイク組みのレンタルハーレーを借りに、ロサンゼルスのディーラー"バーテールズ"へ向う。



借りるバイクは、2007年モデルで、6速ミッションのインジェクション車。
事前に私は、ストリートグライドのレンタル希望を出していたのですが、
どういう理由か知らないがレンタルが出来なくなったらしく、ワインレッドのエレクトラグライド・クラシックを借りる事になりました。
ロードグライドに比べやや重心の高そうな装備で、シート高も少し高い。
何より、乾燥重量だけで370kgもある
私が普段乗るスポーツスターより150kg近く重たいです。

やたら遠いサイドスタンドを払い、バイクを起す。流石に重たい。
が、試しに裏路地を一回りしてみましたが、思いの他低速でも安定して止まってくれます。
コレなら行けるんじゃね。
因みに、ターミーさんも私と同じくワインレッドのエレクトラグライド・クラシックで、
他のバイク組みの方は、二人ともローライダーという、絵的にはあまり面白くない組み合わせになってしまいました。


さてさて、準備は整いました。
これよりツーリング開始です。
とりあえず街中から脱出し、パームスプリングスへ向います。
因みに今回は予備知識は全く無く、パームスプリングスがどんな所かなど、私は知りません。


左のカワサキに乗る方は、現地で合流した、別口の旅行者の方。
バーのマスター達や、ツアコンの方とは知り合いの様でしたが、どういう繋がりかは良く知りません。
パームスプリングの途中まで先導して貰いました。


交通量の多いフリーウェイを走る。
事前に無線機を貰っており、先導者から随時指示があるので、バイクや車が離れてしまっても、不安になりません。

途中、B系の音楽を爆音で流す、B系の格好をした黒人のガキンチョがストリートグライドで暫く併走してきました。
ハイウェイ・ペグに足を乗せたそのライポジが、ビックスクーターに乗った大須のB系バイカーの姿を連想させ、イラッとする。


フリーウェイを降りて、雑貨屋(?)の前で休憩。
夕方に近づき、気温は随分と上がっています。もう、日本の真夏並です。
スポーツドリンクを探していると、ゲータレイドを発見。

しかし、皆さんがイメージするポカリっぽい色はしておらず、アメリカのゲータレイドはピンクやオレンジ、ブルーといった
目の痛いくらいカラフルなものしか売っていません。
最初はペットボトルに色がついてるかと思ったわ。
味も濃く、コレがスポーツドリンクなのかどうかは謎。
奴はアメリカでは違うポジションに居るのかもしれんね。
初めての海外での買い物でした。

因みに、アメリカの水道水はヤバイらしいので、
基本的に水は買って飲むモノです。
500mlくらいのペットボトルで、大体1~1.25$。
買ってトランクに入れておくとスグお湯になってる。
でも、とにかく暑くて乾燥しているので、喉が渇く・・・・
喉の渇きと水への出費が、アメリカツーリングで一番辛い所でした。



徐々に周りから緑が消えてゆき、いつの間にか砂と土だけの景色に。
それと同時に、周りの気温が一気に上がる。
まさに熱風。
真夏にエンジンから立ち上る熱気が、そのまま走行風になって吹いてくる感じです。
でも、風は乾燥し、走行風として流れている訳だから、汗は流れません。
汗は流れる前に蒸発し、知らない間に体の水分が抜けていくそうです。
止まる度にトランクからさっきかった青いゲータレイドを飲むが、既にお湯と化している。
不味い。次からは水を買おう。



更に砂漠地帯を進むと、数え切れないほどの風車が立ち並んでいました。
こんだけの数が立ち並んでいる所など始めてみました。
走りながら、その景色を写真に納めようとするが、風車が立つ土地だけあって、凄まじい横風。
両手でハンドル握って無くても反対車線へ押し出されるような風です。
撮影はちょっと無理。
写真は2日目に撮影。

雰囲気的に、ハーレーダビッドソン&マルボロマンのオープニングシーンに出てくる場所にそっくりでした。


このシーンの場所こそが、パームスプリングスなんじゃないかな。



周りの景色は相変わらずの砂漠とハゲ山ですが、突然町が現れる。
南国ムードの街、パームスプリングス。
何故かドラクエⅢのアッサラームを彷彿とさせる町です。
なんでこんな観光地然とした町が、こんな砂漠のド真ん中にあり、さらに人がいっぱい居るのか謎ですが、
とりあえず今日の宿はここ。
夕飯の時だけ町へ出て、クーラーのガンガン効いた部屋で、12時頃、就寝。

えぇと、旅行前日は絵の作業で2時間しか寝れず、飛行機でも2時間しか寝てないわけだから、
2日前の朝に起きてから約45時間中、4時間しか寝ていなかった訳だ。
ようやくまともな睡眠をとる。


本日の移動距離
約200キロ。



2日目へ→

⇒Report Topへ戻る


▲ 一覧へ戻る。


Chain Masquerade Ver2.0
since 2003.02.02 Nekozuki