ゴールデンウイークの6日間を使い、 フェリーで九州へツーリングへ行きました。 色々な方面のバイク乗りを誘ったのですが、 休みが無い、お金が無い、気合いが無いと、全員駄目駄目でした。 よしテメェラ。 オラが見本をみせたるばい。 ◆5月1日◆ ろくに旅の計画を立てていないまま出発の日を迎える。 とりあえず、フェリーで大分県の別府へ渡る為、大阪へ。 出発日は午後から雨という予報だったので、 雨の降らない午前中に名古屋を出で、12時に大阪、南港へ到着。 フェリーの出発18時まで、sentimental rider 77のボゥトさんとKING of FROGのTribalさん、ノダさんとお会いし、 食事と雑談、バイク屋見学をして過ごす。 車で色々な所へ周って頂いたTtibalさんには大感謝です。 大阪方面の皆さんと都合などが合わず、もしお会い出来てなかったら、 ブックオフで買い揃えた " 灼眼のシャナ " を一人でフェリーの待合室で6時間、ひたすら読み続けていたでしょう。 出港の時間も近づき、フェリーへバイクを搬入。 フェリーを使ってのツーリングは初めてです。 さよなら本州。 きっと生きて帰ってくるぜ。 明石大橋を甲板から見ましたが、天気が悪く、天辺まで良く見えませんでした。 なんだか不気味にライトアップされた橋で、幻想的。 そして2等室の男女混合雑魚寝部屋で " 灼眼のシャナ "を読みながら九州への到着を待ち、眠る。 ・・・結局" 灼眼のシャナ "持ってきてるんじゃん。 ◆5月2日◆ 濃霧の為、40分遅れ、7時頃に別府へフェリーが到着。 迫ってくる山に、沿うように広がる温泉街。 フェリーから町のあちこちで湯煙が昇っているのが見える。 九州ツーリングは、いきなり普段では見ない風景から始まりました。 特に盛り上がりも無く上陸。 天気は曇り。フェリーに乗っているうちに、雨雲とすれ違った事になります。 午後から回復へ向かう予報だが、目的地の阿蘇だけは天気が悪いらしい。 ともかく、阿蘇チョッパーミーティング会場へ向け、出発。 距離は大して無い筈。 湯布院にて、九州一美しい山というモノを見ようと思ったが、 その山の辺りは、20メートル先が見えない程の霧に包まれ、 景色どころか対向車すら見えない始末。 由布院への寄り道を諦め、時折香る強烈な硫黄と家畜の匂いに失神しそうになりながらひた走る。 湯布院近郊のドライブインにて朝食。 ここでも阿蘇チョッパーへ向かうバイカーや、やまなみハイウェイを走るツーリングライターの姿がちらほら。 まだ9時前だというのに、頻繁にバイクの往来を見る。 突然景色の開けた道へ出る。 曇って遠くまでは見えないが、緩やかな斜面の大きな山々が連なっている景色は、壮観というか、異様というか。 そんな道を暫く走ると、会場の三愛レストランへ到着。 23th 阿蘇チョッパーミーティング まだ午前中で、バイクも数十台しか到着していない。 当初の予定ではここでキャンプをする予定だったが、もっと南下し、距離を稼いだ場所でテントを張ろうかとも考える。 阿蘇の天気が回復するか微妙だったので、天気の良い宮崎まで抜けたほうが良いのではと思ったのです。 でもせっかくのイベントなので、やはり会場でキャンプすることに。 でもやっぱりこんなに早いうちに会場に居ても仕方ないので、荷物を会場に置いて、 暫く南下した場所にある、高千穂渓谷へ行ってみることに。 道中のやまなみハイウェイ。 牛です。 高速コーナーが沢山あって、走り屋さんには楽しい道でしょう。 俺は疲れたよ。 暫くは山道は走らなくていいや、と思ってしまう。 思ったより時間がかかってしまったが、高千穂到着。 山道続きだから、走っても走っても距離がなかなか縮まんないのだ。 細い川が絶壁の合間を流れている・・・といった渓谷。 ここだけじゃないですが、九州では切り立った崖や、巨大な絶壁を、数多く見ました。 ボートで渓谷を見学できる。 ボートのぶつけ合いとか、滝裏の財宝が眠る洞窟へ突貫とか、船長さんごっことかすればさぞかし楽しいでしょう。 観光客の冷ややかな嘲笑を受ければ、アドレナリン出まくりですよ。 この後、神社へ続く、だれも居ない遊歩道に突貫をかけ、うっかり登山をしてしまう。 これだけ険しい遊歩道の先にある神社は、どれほど寂れているのかと楽しみに山を1キロ程歩くと、 やたらキレイで、人も沢山いる大きな神社が現れた。 どうやら表の車道から車で来れるらしい。 期待とは裏腹な立派な神社に唾を吐き、元来た険しい遊歩道を引き返す。 車道を歩いて戻ろうとは思いませんでした。 高千穂で阿蘇チョッパーへ引き返してしまいましたが、 もう少し先に進んでいれば、超高い渓谷沿いを走れる、凄い道があったらしいです。 ココらしいんですが。くそう。走っておけばよかった。 再びやまなみハイウェイを阿蘇チョッパーに向けて走る。 いつのまにか雲も切れ始め、まずまずの天気に。 大観望へも寄るが、薄曇だった事と、暗くなる前にテントを張らなくてはいけなかったので、 探索もそこそこにし、撤収をかける。 会場に着いたらかなりの数のバイクが。 天気も完全に回復しましたね。 |
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ショップのバイクかと思われます。 エヴォのサイドカー。サイドカーでもこいつはカッコイイ。 渋すぎる!! |
いわゆるゼロスタイルのバイクが数多く見られました。 フリスコスタイルが殆ど居ませんでしたねー。 |
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日の沈む前にテントを張る。 さりげに、生まれて初めてテントを組み立てたりしました。 めんどくさいものですね。 隣のテントの人に、写真を撮ってくれと頼むと、こっち来て飲めと誘われました。 私以外にも、既に1人で来ていた人がそのグループに巻き込まれていました。 広島から来た方、茨城から下道で4日かけて辿り着いた方・・・ 色々とお話が聞けました。 1人旅でも、何かと出会いってあるモノです。 肉を焼いてて思ったのですが、 この会場近辺は、食料の調達が絶望的です。なんにもありません。 会場は、ドライブインの隣でやってるせいか、飲食関係のブースは出ておらず、 ドライブインが終わってしまうと、本気で食べるものの調達が出来なくなります。 阿蘇チョッパーは特にイベントといったモノは行いません。 ただバイク乗りが集まって、キャンプする場を提供してるだけのイベントです。 いつかのブリージーとは違い、夜は割りと静かでした。 ◆5月3日◆ 会場でドラックパイプがブリブリ言い出した頃に起床。 良いか悪いかは知りませんが、バイクの排気音のお陰でミーティング明けの朝は早起きです。 まだ日は出ていないが、空を見ると雲ひとつ無い、薄い水色の空。 もう暫くすると日が昇り始め・・・ 昨日、会場に着いた時はあれだけ雲が掛かっていた山が、 強い日差しに照らされて雲ひとつ無い空と緑とのコントラストの強い景色に・・・。 天気と共に徐々にテンションが上がり始め、 8時前には荷物を纏め、バイクに積み込んで、阿蘇チョッパーを後にしました。 次の目的地は宮崎県の青島。 そこのキャンプ場でネットで知り合ったエヴォチョッパー乗りの ぎりぃさん達がテントを張っている筈なので、そこへ向かいます。 →NEXT →HOME |