ビラーゴ -AOZOLLAカスタム-

ビラーゴというか、エンジンはビラーゴ。足回りはSR用で、フレームはワンオフのリジッドフレームです。
2001年頃にに、愛知県・一ノ宮にある、カスタムショップ・アオゾラさん (現サイクロン) が製作したフルカスタム車です。
ライドライフ・モーターサイクルのマフィさんに売って頂きました。これでも通勤用。極端に寝たフォークは超ヘヴィなハンドリングを実現。
リジッドフレーム故、路面のギャップを拾い、シート下のスプリングが底突きすると内臓を揺さぶる。
高速道路でギャップを拾うと本気でバイクから投げ出されそうになって楽しいです。
さり気にSRのエンジンを積む事を企むも、フレームにエンジンが納まりそうになく、断念。
所有期間　05年9月～ 06年11月

かつて愛知県の一宮にあったアオゾラというカスタムショップが2001年頃に製作したカスタムバイクだそうです。
なんとノーマルのビラーゴからこの形にされた化け物で、100万コースの車両とか。
雑誌などにも少しだけ掲載され、デビルマンと銘打たれています。
カスタムされてから私が２オーナー目のようです。

私、５年ほど昔に、雑誌の撮影会でこのビラーゴの前オーナーさんと会った事があります。
その時はスゲェバイクだな～、と見ていましたが、まさか自分がこのバイクに乗る事になるとは・・・
不思議な巡り合わせです。
しかも私、そのオーナーさんと言葉交わした事無いのに。

当時、マジェスティに乗ってた時に掲載してもらった雑誌の切抜きがアルバムに入ってました。
・・・俺の隣に前オーナーさんとデビルマンビラーゴが掲載されてるし・・・
バイクの世界って狭い。

丁度、通勤に使うバイクとしてApe110を探していた頃に、
このバイクを安く譲って貰える話を頂いたので、思わず趣味に走りこの有様。
とりあえず通勤用として使い、スーツ姿で１年間乗り回してみました。
スーツで乗るバイクです！

リジッドフレームでグースネック
レイクされたフォークにセパレートハンドル。
非常に乗りにくいバイクですが、
ライディングポジションと意外に力強い排気音が痛快。

蟻のようなくびれたフォルムも大好きです。
これカスタムされた方は良いセンスしてますな。

バイクに跨ると、フロントタイヤが近い事に驚きました。
よって雨の日に巻き上げる水しぶきは豪快の一言。
キャブは横だしのファンネル。冬場の調子はいまひとつか。
エアの吸入量を直接手で押さえて調節出来る所が割と便利。
マフラーは直管ですが、割れた音がしないので個人的には不快でない。

ヘッドライトは縦二灯。
２つのライトがズレて付いている所が○

前後ホイールはSR用。
キャラメルパターンのタイヤが
いい味出してるんです　（´Д｀;

緑のサドルシートはデビルマンがモチーフとか。
このバイクがデビルマンと銘打たれた所以？
シートスプリングは１本で、
シートが左右にシーソーの如く揺れます。
でも慣れれば問題無し。

このバイクは車体右側から見るより、左側から見た方がシンプルでカッコよく見える気がします。
因みにテールランプは " デビルカッターテールランプ " らしい。

ライポジ
膝の位置とグリップの高さがほぼ同じです。
ハンドルを切れば、切った側のグリップは膝より下に来ますね。
レイクされたフォークのお陰で、ハンドルは超重い。
ハンドルを切るとガンガン切れ込んで行くので、押さえつけるのに力が要ります。

◆

欠点は、やはりこのバイクは他人がカスタムしたという所。
非常に楽しいバイクなのですが、いまひとつ愛着が持てないのです。
いや、大事に乗ってるつもりですけどね。
・・・気持ちの問題です。

ビラーゴは換えのパーツが山ほどあるので、潰れることはないでしょう。
長く付き合いたい一台ですが、車検が無いとはいえ維持費が大変だったり。
ビラーゴ125のエンジンに積み替え、原付２種登録の野望を持ってます。
こんなスタイルのバイクがピンクナンバーってちょっとあり得ない。

2006年10月30日　追記

乗り続ける事に命の危険を感じ売却を決意。
ヤフオクで買値より高く売りさばき、後ろめたさ全開。

ライポジの写真追加。
膝とグリップの高さが同じライポジが最高・・・
乗ってて楽しいし、手放したくないけど、運転しててヒヤっとする事が非常に多いので・・・

ありがとう、ビラーゴさん！！